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愚直にコツコツと [新聞記事]

2019.3.22


こんにちは。


土曜日から愚息の嫁と孫3人が止まり、昨日帰っていた---と書きながら、また悪口と愚痴のオンパレードになってしまいそうなので、イチローさんを見習って、ここで寸止めをしておこう。


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最近、野球には全く興味がないが、メジャーに行っているスポーツ選手に対しては、皆さんと同じように興味を抱く。日本にいたときは全く興味の対象でなかったとしても、渡米(欧)している方々に対しては、日本人として活躍してほしいと正真正銘に思う。

その先駆者が野茂選手であり、イチロー選手であった。

前述のように、イチロー選手が日本にいたときは私は40歳手前であったので、まさに働き盛りであったから、新聞を読む時間もテレビを見る時間もほとんどなかったので、彼の存在は名前でしか知らなかった。--働き盛りというと格好がいいが、そうではない。そんな余裕がなかったと言ったほうが正解かもしれない。

その彼が渡米し、大リーガーになるというニュースをテレビで見、彼の存在、活躍を意識し始めた。

マスコミの前評判は余り芳しいものではなかった。身体が細いから過酷なスケジュールを耐えられないのではないか。バッターボックスに入ったときの彼独特のルーティンが大リーガーには威圧的で嫌われるとか、受け入れられないだろうとか、好意的な報道と同様にネガティブな報道も大いにあったと記憶している。

米国人としてのプライド、やっかみもあったと思う。そんな中で彼のここ3~4年の存在は厚遇と言えるものではなかったと思う。私だったら、「何でなんだ」、「俺はまだまだやれる」、「ずっとベンチで予備軍で、たった1回のチャンスをものにしなければ存在意味がないのか」と、ファンのリスペクトとは正反対の待遇が続いていた・・・・・と思う。

昨日の記者会見はタイムリーで見ることはできなかったけど、そんな他人を非難するようなことはおくびにも出さずに、淡々と真摯に質問に答える姿は、流石だと思わざるを得ない。


記者「今までの記録について、どう思いますか?」

イチロー(私だったら)「記録は破られるものだし、そんなことは何も考えていません。ただ、もっと自分を使っていたら、もっと記録は伸ばせたんだと思う。あのときもっとスタメンに入れてくれたら・・・」

と愚痴の百発ぐらいかましていたと思う。

それを言わないところがすごいね。

さっき3~4年と書いたけど、もっと前からだったかもしれない。ほかの選手より、確実にヒットは打てたはずなのに、ベンチスタートを余儀なくされた日々。

これに対して、淡々と準備運動をし、いつ呼ばれるかわからないのに、しっかりと準備をし続けたその姿。それは誰も見ていないし、縁の下の努力でしかない。俺だったら、使ってくれないんだから、今日のルーティンはやめておこうと思う。

そんな努力の人も「時」には勝てない。当たり前だけど、「時」は待ってくれないね。


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