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不満=問題意識 [新聞記事]

2019.1.18


こんばんは。

今日も北風が吹き結構寒い。肉襦袢を着ていない我が身にとっては、頗る身に沁みてくる。

今日も庭の施工は続き、門柱をやっていただいている。

炊飯器を保温状態にしてお湯を張り、缶ジュースを提供しているが、これはいつでも飲みたいときに熱いものが飲めるので、秋口からの大工さんを初め今日の庭の工事の方々にもたいそう好評である。


10時のお茶と3時のお茶を出していた習慣も、いつの間にか大工さん、職人さんの煩わしさからなのか、施主のほうが面倒くさくてやらなくなったのか、そういうやり取りはいつの間にかなくなっている。これをもっけの幸いとばかりに全く無視をしてやる施主もおられるようだが、そんな勇気もない我々にとっては、どういう方法で大工さんや職人さんに「ほっと一息」をついていただくか思案のしどころであった。

前回のリフォームのとき、若い大工さん二人が、どういうわけか炊飯器を持参で我が家に来た。最初は若い二人のことだから、弁当箱では足りずに炊飯器でご飯を炊く飲んだろうと本気で思い、これは愉快な大工さんだ。現代気質というのか、大工の世界も進化しているんだなと思っていた。あるときふと開いている炊飯器を見ると、そこには缶ジュースがたくさん入っていた。なるほど、彼も「環境カイゼン」とばかりに、いろいろと考えているなと思ったものである。


そんな彼らのやり方を盗み見て、今回は、その方法をとった次第。今回の大工さんは、そんなことは全く知らなかったようで、「な~~るほど、これはいい方法ですね」と感心していたのを聞いて、この方法は大工世界では普及しているものではないのだと知った。


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自分はいつも不満に思うことが多い。


例えば、洗濯機が故障した。脱水がエラーになる。家人が「ねえ~~、エラーになった。やって~~」と2階から大きな声でのたまう。

私は電気屋でもないし、ましてや洗濯機を開発した人間でもない。家のトラブルで家人対応不可の場合の受付窓口は誰あろう主人で私になるのは、どこの家庭でも同じだ。何回も試みる。またまたエラー。家人から呼ばれる場合、どういう状態かというと、大体洗濯物は少ないときであった。少な過ぎて洗濯物が右か左かのどちらかに寄り過ぎてグラ~ングラ~ンとドラムが周りに当たり、「ピッピッピッ・・・・」とエラータイムとなる。それが一度なら許せるが、何度も何度もである。

そして最後は祈るような思いで洗濯物を平均にドラムに入れ、そっと蓋をして、ピタッと洗濯機に体をくっつけ、祈る・・・・・・・・・。

ただただ祈り続け、スイッチオン・・・・・・・・・・・・。


「ピッピッピッピッ・・・・・」

駄目だ。


こう易々とエラーとなり、こう易々と家長ともなろう者が洗濯機の脱水ごときで呼ばれるのは甚だけしからんと思う気持ちが段々と強くなってきた。何度か技術者にも来てもらったが埒が明かない。


私はこういうとき、大体メーカーサイドにクレームのメールを送りつけ、原因を聞くことにしている。部品が期限切れでないという場合も、「なぜか?」と消費者の目線で問い正す。

この洗濯機の場合、技術者からは遠巻きにされ(それから1カ月ぐらい経ったある日、真向かいの家に新しい洗濯機が運ばれてきた。その運んでいる人は誰あろう、拙宅を訪れ、原因究明ができなかったその技術者であった)、技術者は原因究明もせずに時は流れ、その部門の責任者の脳裏からも今は忘れ去られているのだろう。

原因は確かにある。その原因を究明しない不届き者が多過ぎる。

メーカーから見れば、一クレームであることには違いないが、クレーマーが言っているクレームではない場合は、とことんその事象を追求し、新しい技術の発展に向けるべきだと思うのだが、なかなかそうはならないのが現状のようだ。

 

メーカーサイドに聞いても、技術者が来て部品交換をしても直らなかった洗濯機ではあったが、今回は、その風当たりがまともに私に来ることも影響してか、私は妙にドラム回転エラーの原因にこだわりも持ち続けた。(こんなことで洗濯機を買い換えろと言われるのも少々難儀)

私は技術者でないし、研究者でもないから、洗濯機の構造も、電気的な知識も皆無であった。しかし、家人からまた「来て~よ~~」コールをもらうのがよっぽど嫌だったんだろう。懸命に考えた。

ドラムが回って水を飛ばす。それが駒と同じように回らず、周りの洗濯槽にぶつかりエラーとなる。何かある、きっと何かがある・・・・・・・・。


「ピッピッピッ・・・・・」とエラーとなる--電源を切る---蓋を開け、洗濯物を平均に置き蓋をする---再び電源を入れる---脱水のみを始動させる----「ピッピッピッ・・・・」とエラーの音。その繰り返し。

6分脱水を3分に変えた。しかし、またまたエラー。

これだけ精密なマイコンで付いていて、どこも壊れていない洗濯機。ほかに方法はないのか????

再び挑戦。

「ピッピッピッ・・・・・・・」----電源を切らずにコンピューターが次の動作を受け付けるまで待ち---(蓋も開けず、電源も切らず)直ぐに「スタート」ボタンをオン。



動いた!脱水がエラーもせずに回り始めた。

何度も試みた、すべて成功。すべて完全脱水となった。技術者はそのことを今でも多分知らないだろう。

不満=問題意識=改革改善。すへての道はローマに通ずる。不満の道は改革改善につながると一人ご満悦状態となったが、家族中、誰一人それに賛同してくれる者はいなかった。

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