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組織内にいてほしくない権力者 [新聞記事]

2011.11.30


こんにちは。部屋の中はそこそこ寒い。

でも、明日からは12月。夜中トイレに起きても寒さを感じないのは助かるには助かるが、原因はどこにあるのか。トランプさんにぜひ聞いてみたいが、やはり温暖化は関係ないと豪語するのだろうか。

気候変動枠組条約(COP23)会議でもなかなか合意できず、アメリカもその枠組みから外れている現状を見るにつけ、何の具体策も講ずることができないまま壊滅的に地球環境は進んでいくんだろうという想像は決して絵空事ではない。


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組織の中にいると、否応なくその力関係の中で物事は動いていくの常だ。

友人、仕事、それはどこでも皆同じだ。これは人生の低年齢から始まっているかもしれない。

いいにつけ悪いにつけ、組織のトップが決めたことに従わなければ、その組織の中で行動していくことはできない。そのトップが悪い方向に導けば悪い方向に進み、よい方向に進めば、それはよい方向に向かって進んでいく。

今までゴーン日産のトップはよい方向に導いていった。それは日本人のしがらみに浸りきった人間関係を何の躊躇もなしに切って捨てたことだ。切るべきものを切れずジレンマに陥っていたトップを震撼させたに違いない。まさに生き馬の目をえぐりとったことで見る見る業績は回復した。もちろん、2万人近い従業員を切り捨てたことだけではなく、「カイゼン」をすることで無理と無駄を切り捨てたからの成果であることは言うまでもない。

そんなグーの音も出ない日本の経営陣は、ただただゴーンの次の一手を注目することが仕事になっていたに違いない。その結果、日本人のトップは何も言えないまま10年以上が経過していったのだろう。

このまま行けば、多分倒産の憂き目に遭った違いない会社を物の見事に正攻法で回復させたことは紛れもない事実。しかし、その立役者の品行がどうもおかしいという噂が噂を呼び、経営の日本人執行部にも入るようになっていった。

A「投資会社をつくったらしいよ」

B「何か別のことをやるんだろう。彼なら、それぐらいはやるに違いないよ」

C「報酬額がかなり高いらしいぜ」

D「役員報酬はみんなで20億円だけど、彼の取り分は幾らなんだろう」

A「そんなこと聞けるわけないだろう」

B「そうだよな。あの鷲のような目で睨まれたらひとたまりもないぜ」

C「クワバラクワバラ。触らぬ神にたたり成しだ」

D「ブラジルに何かをつくっているみたいだけど、その管理を彼の知り合いがしているらしい」

A「いろいろ黒い噂が出てくるね」

B「やりたい放題なのか」

C「そんなことはできないはずだよ。執行役員の理事会だってあるんだろうし」

A「そうだよな。俺たちにいろいろな指示をして、実行に移したのは俺たちなわけだし。部下にかなり恨まれたりしたしね」

C「日本の役員は、彼に言いたくても言えないよね」

D「そうだよね。あの時のV字回復はそうそうできるもんじゃないからネ」

A「でも、そんな敏腕も私利私欲ですべて台無しだ」

C「私的流用はいただけないぜ。馬鹿にするのもいい加減にしろと言いたいね」


組織には必ずゴーンのような人間がいる。悪いことをしていてもそれが認められるような理不尽な組織がある。その人間に実績がある場合もあり、実績がない場合もある。しかし、豪腕、強面、強引さでもって、回りの人間をすべて覆い尽くし、弱い正義を踏みつぶしていく。

あなたと私は果たしてどちら側にいるのだろうう。居心地のいいところが正義とも限らない。

居心地の悪いところに自分を置くことは勇気が要る。しかし、それはきっと後悔がない人生が見えるに違いない。

悪いことをしても何のおとがめもなく生々と生きている人間(政治家)が多い中、動機はどうあれ、悪いことをしたら罰せられる世界を少しだけ見せてくれたことは、市会の人間としては、少し溜飲を下げることができたような気がする。


検察よ、怯むな!

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