SSブログ

無策の策 [新聞記事]

2018.10.12


こんばんは。


昨日、愚息の家に手伝いに行ってきた。孫もだんだんと成長して自我も出てくる。学校の宿題も難しくなっていく。昨日も漢字の宿題をしなければいけないわけだが、時間も体力もギリギリでお稽古事にも行かなければいかず、本人も親もパニック状態になりかけていた。こういう日が毎日続くわけで、3人の子どもを世話をしている嫁の気持ちに寄り添えたことは、少しだけ私にとっては進歩かもしれない。


---・----・----



とんでもない見出しが新聞を踊っていた。

外国人就労、永住(権)も」とあった。日本独特の考え方で、技能実習を行うという名目で労働をしてもらうわけだが、昔から農業などの技能実習生と称して、体よく労働力不足を補っているのが実情だろう。


それが今度は永住の権利までも認めようというものだ。もちろん、すぐにそういうことにはならないが、その前段として、技能実習生(在留期間最長5年)がこの資格を取得した場合、日本で最長10年間働けるようになる。


これには、表向き「特定の分野について『相当程度の知識または経験を要する技能』」を持つと認めた外国人労働者」とあった。しかし、法律はいつものことであるが、都合よく拡大解釈されていく。

相当程度の知識または経験を要する「大型特殊運転者」とか、「解体業者」とか、「食肉加工業者」とか、「中古販売業者」とかと尾ひれが付いて回る。これは法律解釈の常。裁量労働制でそれは経験済みのはず。


これは国策として、政治の行動力が全くなかった証拠であり、その努力をした形跡も見られない。

少子化、人口減少、少子高齢化と20年も前から叫ばれ続けたにもかかわらず、この有り様。


確かに人口を増やす政策は難しい。産みたくても産めない方もいるのは現実で、軽々しく子どもを産めと女性に言える状況でないこともわかる・・・・・・・。


一方、国は人なり。人は国なり。

ヨーロッパ・アメリカの多種多様な民族の中での国家の成り立ちが非常に難しいことは、免疫がない日本人にとっては、かなりハードルの高い内政問題になる。


他国民族を否定するつもりはさらさらないが、日本人独特の文化、習慣、風習、教育、感性からくる力学は何十年日本文化を学んだ者でも、それは習得できないこと。


やはり、日本のよさは日本人でつくらなければいけないことだと思う。


その努力の一かけらもなしに、今日に至ることは甚だ嘆かわしいと言わざるを得ない。

もちろん、安倍さんだけの責任ではないし、衆参両院の700余人、47都道府県の公職にある方々の責任であることは間違いない。


国是として、日本人を増やすことで、限界集落をなくし、島嶼防衛人手不足などと悟られないよう、国を守り、国民を守る義務が公職にはあるように思うのだが、如何。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感