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行き方は生き方で変わる [生活]

2018.4.15


おはようございます。


依然、風雨とも強い。明け方、雨戸を叩く音で目が覚めた。今も風は衰えず、雨は降ったりやんだり、厚い雲の雲間から少しずつ太陽の日がこぼれて落ち、ブラインドの隙間から差し込み始めた。


もう少しでこの仕事が終わる。昨日のイージーミスからまだ立ち直れないが、「これを最後に」と顧客に言う勇気もまだ持ち合わせていない自分も情けない


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朝方、テレビで手掘りの仏像をつくっている住職の話があった。


東北のお寺のその住職は、ノミ一本でお世辞にもきれいな、ツルツルとは言えない仏像を掘っている。不細工ながら味わいのある、檀家のそれぞれの事情に合わせて仏像を掘り、手渡しているという話だ。


東日本大震災に合わせた仏業ではなく、以前からおやりになっていたことらしく、彼のしわだらけの手は痛々しく、仏像に倣い曲がっていた


東北の2月は寒く、彼の作業場も冷気が忍び寄る。しかし、彼はストーブ一つ付けずにせっせとノミを叩いている。その吐息は白く、厳しく、その寒さはこちらにも伝わってくる。


この厳しい環境下での仏業に、その意味があると彼は言う。


何事も事に当たるときは、自らの姿勢も正さなければいけないのだと読み解いた。



朝からいいものを見せていただいた。



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