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昨日は疲れた [生活]

2017.11.9


おはようございます。


昨日は愚息の孫の検査日だったので世田谷の成育病院まで行ってきた。トータルで200キロ近くを走ったが、さすが最後は睡魔に襲われた。危ない、危ない。


成育病院にはいろいろな患者さんが来ている・・・・・・


・・・・・・が、皆子どもたちだ。


親御さんの気持ちを考えると本当に大変な人生を歩むことになる。客観的に見ても、自分が子どもより先には死ねないという気持ちをずっと持ち続けることになるわけで、それはかなりのプレッシャーだと思う。時間の使い方も大切になってくるし、人の痛みも理解でき、子どものおかげと言っては大変不遜だが、人間的に成長できるかもしれない。


前にも書いたが、うちの孫は彼らの病には足元にも及ばないわけで、申し訳ない気持ちになってしまうが、街中では見られない一つの社会を垣間見ることで、孫自身も、我々自身にも考えさせられる時間となった。


今回も背広姿の若いお父さんとおぼしき人が、少しうつむき加減に私の横を足早に通り過ぎて、横玄関で面接カードに名前を記入していた。そこは孫が入院をしていたとき、私たちも記入し、入館証をいただいたところだ。


彼のお子さんが、どのような病状かは知るよしもないが、思わず心の中で叫ばずにいられなくなった


頑張れ、お父さん!



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学生村(29)--山田君のその後(5) [学生村]

2017.11.9
しばらくすると加奈子が学校から帰ってきた。彼女は色黒で健康的な日焼けをしている子どもであった。まだ小学生の低学年だった。しかし、背は高く、学校でも大きいほうだと聞いた。当時、私は余り幼い子どもに興味もなく、季節の挨拶程度に彼女のことを聞いていたので、気にもとめなかったが、今にして思えば、4年生ぐらいの年にしてはおませさんだったかもしれない。それは宿に来る人たちは当然ながら皆年上のお客さんが多く、いろんな人たちの中で話をしたり、遊んでもらったり、また宿の女将の手伝いもしなければいけないということが、彼女の感覚を大人にしていっているのかもしれなかった。
女将に言われたことはテキパキこなす子どもであった。その日、彼女が下校してきたので、そのことを彼女に伝えた。「山田くんが待っているらしいから、少し待っていてとお母さんが言っていたよ。」
「うん」と言葉にならないくらいの小さな声で彼女はうなづいた。
どこかに行く約束をしたんだろうと私は思い。女将からの伝言を彼女に伝えたことで、そのことは忘れていた。
私はいつも日常をスケジュールどおりに過ごした。当時、学校も卒業し、私の学友は皆就職したということは風の便りに聞いていた。友人がどうあれ、自分は自分の道をはっきりと見定めているつもりだったので、「内定が決まった」とか、「就職した」と聞いても別に焦りを感じることはなかった
朝6時起床、着替え・洗顔、1時間の勉強、8時食事、9時~12時まで勉強、12時昼食、13~15時余暇、15~17時勉強、17時夕食、18時~21時勉強・入浴。23時就寝。
こんな一日の予定を自分で組み、過ごしていた日々であった。

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