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家づくりは一回では成功しない。(第294回)体を合わせる [我が家]

2024.10.24

こんにちは。

今日も半袖が大手を振っている。10月も半ばを過ぎ、1週間後は11月です。

人間はどうひいき目に見てもレッドラインを超えてしまったんだろうなと思う。

「でも、いいじゃん、何もないもの」という声が聞こえてきそうだけど、地球の時間軸はとてつもなく長い。人間のそれとは比べ物にならないくらい長く・大きく・太い。太古の昔から人間が営々と営んできたすべてが地球を痛め続けてきたとは思いたくもないが、多分、営みの多くがそれに当てはまる違いない。

昨日、イケアに行ってきた。値段は百均よりは高いけれど、ニトリ、大塚家具よりは安い。そして、その多くが化学物質や化学繊維だ。この安さがその物を大事にしない風潮に拍車をかける。簡単に捨てる。あきれば捨てる。それは当然、燃やされたり、埋められたり、皆さんご存じのようにマイクロ化していき、決して土に帰り、肥料となることはない。

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先日も愚息ファミリー宅に行き、会食をした。食材を買えば、当然その容器がゴミとなる。それもプラスチックだ。再利用するなどという話は金輪際ないし、食品を入れているものだからと再利用するという概念はない。

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ナドナド・・・・・・・・・とこの手の話になると暗く、先が見えないので、この辺にしようと思う。私は、地球の最期を見届けてみたいと思ったりもするが、孫たちが、その生き証人になってしまうのではないかと意味もなく心配になってしまう。

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そんなことはさておき、久々に家づくりの話。

自分たちで図面を引いて家を描く。二階家がどうの、間取りがどうの、洗濯機の右側に洗面台。冷蔵庫の扉は左開きなどなど。みんな一生懸命図面を引いてもらい家を作り上げる。

しかし、十分に知り尽くしたつもりの家に実際住んでみると、意外なことに体がついて行かない。今住んでいる間取りをからだが熟知してしまっているものだから、新居に移った途端、体が戸惑う。図面で十分知っているはずなのに、体が戸惑う。

新居に体が馴染むまで2~3カ月か半年。それは部屋部屋の随所に現れて、感じられてくる。簡単な話をすれば、ガス台の前に立ち、魚が焼けたから振り返ってお皿を出そうとする。それが三歩も四歩も離れていると「何これ?」と思う。しかし、何度かの体感後、体がそれに順応していく。

しかし、「何これ?」と思う心は正解で、そこで、すかさず定位置を変更する。これが毎日の日々の動線を考える上では重要なこと。それを体が慣れることに身を任せては、余りいい結果は出てこない。

あくまでも体を家に合わせるのか、新居ができてからも体に物を合わせるのか、そのつばぜり合いが続けることで、よりいい家に変化していくことは間違いない。

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