想い-親の心子知らず [生活]
2024.10.15
こんばんは。
連休の中日、どこも運動会だったようで、例外なく、我が愚息の子供も幼稚園の運動会があった。私たちは孫が5人いるという人数には関係なく、彼らの催し物には一切関わってこなかった。理由は催し物中は、彼らの傍にいていろいろと話をしたり、聞いたり、遊んだりすることができないことが、そういう催し物に関わることに余り興味が湧かない理由になっていたに違いない。これといって深い理由があるわけではないけれど、こうして文字にすると、こんな書き方になってしまった。
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しかし、今回は一番末の孫に「どうしても来て」とオネダリをされたようで、私としては渋々、家人としても余り前向きではなく「それじゃ、帰ってきたらビデオを見せてもらうよ。夕食の準備をしておくからご心配は無用」といつものパターンだけれど、現場に行かず、彼らの帰宅ごろを見計らって愚息宅に行くこととなった。
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彼らが帰宅、ビデオ鑑賞そして夕食。すると、当然のように「ジイジ、バアバの家に泊まりに行く人?」と相成った。全員参加。
そして、自宅に孫3人を引き連れ戻ってきたのが22時ごろ。急ぎ布団を用意し、みんなで雑魚寝。
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翌日、ユーチューブ、バトミントン、カルタ、、消しゴム探し、公園遊び、「買取の大吉」訪問をし、夕刻、愚息夫婦が迎えに来た。そして、入浴、夕食、恒例のバツゲームをし、あとは寝るだけの形にして、彼らを送り出したのが21時ごろ。
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今回、前もって愚息にそれとなく、我々の体調を知らせておいた。私はまだまだ変化はないけれども、家人が少しずつ体調の変化が出始めていること。例えば、床に物が落ちても直ぐには拾えなくなったこと。拾えたとしても、その時間は優に10秒はかかること。ビン・カンの開け閉めができなくなったこと。包丁使いが少しずつ粗くなってきたこと。畳みに座ると一人では立ち上がれないこと。
これらを個別具体に伝えてはいないけれど、後期高齢者になりつつある私たちが、現在、どのような状態でいるのかを知っておいてもらいたい気持ちが大いにあった。家人は仕方なく、痛み止めを飲みつつ2日をやり過ごした。痛み止めを飲んだところで痛みが完全に消えるわけではなつく、「10」ある痛みが「6」ぐらいになったに過ぎなかった。
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盆・暮れと9人が来襲する我が家では、今回の小さな催しが、年末の試金石になると思っていたのだが、残念ながら、その期待は大いに外れた。私の愚息というだけあって、やはり「愚」の子供であるわけで、正面切って、こうなんだから少しは遠慮、配慮してと我が口で言いたいのだが、絶対避けてほしいと家人が言い張ることも大いにあり、それをぐっと我が胸に抑え込んだ結果、何も変わらぬいつも状態が続いた。
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赤の他人が家族になるということは、それなりにさざ波が立つことは十分に理解しているが、四十を超えた人間に、ああこうだと言ったとしても、彼らの年齢まで築き上げたアイディンティティを変えようとするほど愚かなこともないので、ここは全くの他人事として、捉えるしかないのだろうと心に決めざるを得ないことに、若干の苛立ちを感じた秋の連休であった。
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