この街の失敗 [生活]
2024.7.4
こんばんは。
早7月。朝夕は地方都市の特権で涼しさは享受できている。幸運にも東京のど真ん中での熱帯夜にはまだまだ遠い。しかし、日中30℃を超え、何日かすると段々と地熱が貯まってきて、次第に寝苦しい夜となる。体温の高い、低いは関係なのかもしれないが、暑さには結構強いほうだが、ここに来て、だんだん夜の寝苦しさに追いつかれそうだ。
明日は冷房を入れることにした。今日も一日、明日も一日、机に向かって打込みをしなければならない。外仕事をしている方々と比べれば極楽のような環境だから、暑い、ダルイ、喉が乾くなんていう贅沢を言っては失礼というものと言い聞かせる。北側の家、南側の家々も冷房を入れている気配はない。みんな我慢強い。
ここに来ると、財布の中身の軽重でスイッチのオンオフの手加減差が出てきてもおかしくはない。室温調整も命懸けだ。
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わが街(正確には隣町)に新庁舎ができつつある。今の建物はかなり老朽化しているから無理もない。しかし、それを建てるところ(場所)が間違いだった。どの街でも人口が減りつつある日本。否が応でも街そのものが小さく縮む。当然、行政機関はその縮んだ街に併せていくべきであり、それが市民がより馴染みやすく、より使いやすい行政形態がとれるというものだ。
右にあるのが現在使われている旧庁舎。左が新庁舎となる。
それじゃ、どこに建てればいいの?という問いに・・・・。
私「それは当然、駅舎の中に建てればいいと思う」
Q「旧庁舎の隣じゃだめっていうこと?」
私「ダメじゃないけど、市民にとっては使い勝手が悪いよね。どうせ建て替えるんなら、市民誰もが活動する範囲内に庁舎を置くべきだと思うんだ」
Q「駅につくるって、お金かかるよ」
私「今建てているものにもお金はかかってわけで、どうせ建てるのなら庁舎も複合的な施設にしないと行政の役目はなかなか果たすことにはならないと思う。それに今の駅ビル何階か知ってる?」
Q「たしか2階か3階」
私「そう。たった3階しかない。そこにはパン屋さんとクリニックが3軒ぐらい入っているだけ」
Q「じゃ、何階にすればいいんだろう」
私「市民の人が何と何が入っていれば、生活に便利かを考えて入れるものを考えればいいんだ。例えば、6階の建物をつくるという外側だけ決定するのではなくて、市役所と総合病院、スポーツジム、温浴施設、保育園、幼稚園、学童保育、図書館、リモート施設、スーパー、介護施設、リハビリ施設を入れたいから、じゃ、6階建てじゃなくて、ワンフロアをもっと広くとれれば4階建てで足りそうだね」というように、生活の中心を駅に持ってくるという発想。そうすることで、人の流れはすべて駅に向かうことになるわけで、バス便の利用にもばらつきはなくなるし、共働きの家庭にとっても、子どもの送り迎えにも無駄や無理がなくなる。高齢者も、すべて駅に向かえば、病院通いも、日常の買物もすべて済むという話になる。人の数は減るだろうし、減らなくても動きがより活発な人たちは少なくなっていくわけだし、手助けする人も、される人も、皆皆駅に向かっているわけで、利便性の枠の中からはじき出される可能性は、より少なくなる。
・・・・・といつもながら、早朝のランニングでシャッターを切ったら、間違っているねと思い立った次第。この新庁舎については、市民に一切アンケート調査などはしていなかったと思う。
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