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またしても間違った方向に進む日本 [新聞記事]

2023.2.13

こんばんは。

今日の千葉は一日雨。鉢植えにとっては、いいお湿りの日々が続く。昨日、山椒の木を移動し、2回ほど水を上げた。今日も施水しなければと思っていたので大変助かったと思っている。それは我々人間が上げるよりも、天然の水のほうが根にはいいに決まっているからだ。

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またまたタラレバを言っているぜ、と言われるだけだが、言うだけはお金がかからないので、言うべきことは言っておきたい。

皆さんご存じの原子力規制委員会。今般会議があって、原子炉の使用年限の延長が決められた。それは40年で廃炉とするのを60年に延長する。多分、これは以前に決まったこと。それを今度は60年を超えても使い続けようということらしい。何というか、空いた口が塞がらないというか、情けない。

K:おいおい、経産大臣、電力の需給量はどうなっているんだい。

N:ボチボチです。停電にはならないかと。

K :そうか。じゃんじゃん火力発電で燃やしているわけだ。

N:そういうことになります。

K:それじゃ、CO2の削減はできるわけはないね。

N:当然の帰結だと思います。

K:私の立場も考えてもらわないとたまったもんじゃない。世界に顔向けできないじゃない。今度広島で会議やるの知っているだろう?

N:はい。十分に承知しています。

K:じゃ、何とかしようじゃないの。私らが言ったというと世間の風当たりが強いからさ、規制委員会で、そう言ってもらわないかい?

N:なるほど、そういうやり方もありますね。燃料代も今度また大幅に上げなきゃならないと東電なんかは言っていますし、庶民はもう青息吐息ですから、原子力を積極的に開始することに、そう異論はないはずです。

K:じゃ、そういう方向で委員長にプッシュしてください。

・・・・・・・と言ったか言わないかは分からないけど、原子力規制委員会も御用委員会に成り下がったような判断が今日下された。

原子力規制委員会の委員長も苦しい弁明をしている。「運転期間の根本に関する考えが石渡委員とほかの委員と違うところで多数決に踏み切らざるを得なかった。運転期間は政策判断で考えることで、規制委員会として意見を申し述べる立場ではないというところで食い違ってしまったのが残念だ」と。

委員はたった5人。この人たちの公明正大ではない判断が今後の政府の御旗となり、一気に原発推進の起爆剤となってしまう。彼らの他人事のような結論は、そう遠くない未来に起こるであろう大惨事にかき消されてしまう。

核のゴミをどうするのか?

満水状態の原子炉の点検は、正確に出来得るのか?

各電力会社での内部調査が、どれだけ公平で正確で適切だと言えるのか?

唯一、「ここに正義あり」と思えたのは、石渡委員の発言だ。

「科学的・技術的な新しい知見に基づくものではなく、安全側への改変とも言えない。審査を厳格に行うほど将来、より高経年化した炉を運転することになる」と彼は言い切った。

(ここは分かりにくいところだ。審査をしている期間は経年には含まれないのだ)この先、行き着くところは、原子炉寿命100年ぐらい平気で稼働させてしまうのだろうか?それに今後、原子力発電を日本のどこにでも可能な限り、つくれる方向にと書いてある新聞もあった。

2011年、あの日の惨劇を彼らは忘れてしまったかのようだ。あのとき自然再生エネルギーに舵を切っていたら、確かにいろいろな不都合もあったかもしれないが、政府が、日本全体がその方向に進んでいれば、企業も何の迷いもなく開発・研究作業に舵を切ったはず。10年以上の年限があれば、日本人の気質からして、すばらしい発明は生まれていたはず。そうすれば、今般の電力料金の高騰もどれだけ防げたことか。

政治は枝葉はともかくとして、森全体の状況を見、方向性をはっきりと示すべきであり、それは私利私欲であってはならず、国の根本として、政党が変わろうと、人が変わろうと曲げてはならない事象なのだけれど、それを分かっている政治家は、依然として出てこないのは残念でならない。

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