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家づくりは一回では成功しない(第207回)-吊るか吊らないか [我が家]

2022.5.26

こんばんは。

久々に家の話。今回はドアについて。ドアは押し開きと横開きがあるのはご存じのとおり。

今回、問題にしたいのは横開き(引き戸)についての話。引き戸は昔というか、少し前まではレールの上に乗っているものが通り相場であった。床にレールを付けて、ドアの下部分に滑車を付けて,そのレールの上を滑らせるドアが一般的だった。

それに対してレールのない引き戸。それはドアを上から吊っているやり方。これだとレールが要らないことになる。どう違うか。それぞれ長短はあるものの、どちらか勝っているかと問われれば、「吊り」と答える方が多いかもしれない。

【吊り戸の長所】

1)レールがないことによってより快適なフルフラットができる。

2)レールの溝に埃が溜まらない。

3)ドアがいつまでも軽い。

4)吊り戸の場合、下部はどうなっているかというと、①マグネットが2か所付いている。②ドア幅に合わせ片隅にゴムなどのストッパーが床に付けられている。

私は運良く、両方とも経験していて、どちらがいいかと問われれば、やはり「吊り」と答える。

レール付きの場合、溝に埃が溜まる。埃が溜まることによって、その埃をドアの滑車が巻き込み、経年とともに滑車のすべりが悪くなる。昨今、天井を高くする家が多いので、当然、ドアも高さをそれに合わせて高くとる場合が多い。そのため一旦滑車が壊れるとドアを外し、滑車を交換する作業が発生する。これは素人の我々でも十分にできることだが、いかんせんドアが長く、重い。つまり、怪力の持ち主でないと交換は容易にできるものではない。我が家では、この長くて重い引き戸は実家の両親宅がそうであった。両親が高齢ともなれば、ドア車の交換などできるはずもなく、家の掃除もなかなか思うようにはできなくなるわけで、結果、溝にゴミが溜まりやすくなっていくのは自明の理。両親がまだ自立できていたときに、たまに実家を訪問する度に、引き戸は少しずつ重くなっていったことを思い出す。両親も高齢ともなれば力も弱くなり、その引き戸を空けるにも難渋していた。

その点、吊り戸はそんなゴミの問題もなく、クローザーの故障でもない限りは、いつまででもスイスイと開け閉めが出来続けられる。
これはデザイン的に粗野な感じだが、もっとシックないいドアはたくさんある。

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