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家づくりは一回では成功しない(第178回)-排気口と外壁 [我が家]

2022.1.13

こんにちは。

今日はお墓参りに行ってきた。年末、掃除に行けなかったので、その罪滅ぼし。また、来月父親の17回忌、母親の3回忌をやることになった。少々バタバタ状態の世相ではあるけれど、私たちだけでやることにした。正確には昨年やるべきところだったんだけど、コロナ禍でそれどころではなかったのが、正直なところ。

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家をつくる上で、余り気にしないのが色かもしれない。洋服をコーディネートするごとく、(帽子)屋根はブルー、(ブラウス)壁は白、(スカート)下半分は赤、(靴)土台は黒・・・・・なんていう配色は誰も考えはしない。屋根は黒か赤茶かブルー。壁は白か黒か茶色の煉瓦、最近は黒い壁を好む方もいる。サッシは白か黒かブラウン。雨樋は大体壁の色と同系色と通り相場は決まっている。

最近、よく見る情景だが、外壁が2~3年すると黒く汚れが目立ったり、緑色のかび(コケ)?が生えている家が多い。黒い汚れは台所からの排気口だったり、風呂場からの排気口だ。緑色のかびは北側とか、隣家との間で日当たりの悪い場合に必ず発生している。どんな家でも日当たりの悪いところは緑色のかびが発生するが、余りにも頻回で早過ぎる。この原因はなんだろうか? 

排気口のほうは、排気口と外壁とがぴったりと密着しているので、どうしても、水分や油分を含んだ排気は外壁をなめるように外に排出されるからだ。お風呂場からの排気口も水分を多く含んでいるため、排気の質としては思いの外、重いこともあり、外壁にくっついてしまうのがその原因だろう。

昨年(建てて2年目)、我が家も風呂場の排気口の周りが黒ずみ出したので、ハシゴに上り、周りを拭いたことがあったが、汚れはほこりっぽいゴミであり、エアコンのフィルターの掃除をしたことがおありだと思うが、その汚れが外壁にこびりついている感じであった。これは固めのブラシで拭き払えば事なきを得るが、そう毎度毎度やっているわけにはいかないし、うっかり放っておくとこびりつき、たちが悪くなりそうな汚れだ。

施工会社の人間にその旨を正すと、言う人ごとに理由は違っていた。しかし、それらを皆総合すると、彼らはそんなことは考えておらず、我々素人が考える範疇と同様か、それ以下で、私の質問に対して、どう反論しようかと無理やり考え出した言い訳にしか過ぎないことがありありであった。つまり、当てにはならないということ。

我が家の近くで最近建てられた建物で、やはり看過できないほどの黒ずみが出始めた家があったが、1軒はまだそのまま、もう1軒は外壁を塗り替えたようだった。塗り替えると簡単に言うが、塗り替えるためには、足場を組んだりするだけで何十万というお金が消えていく。そんなことに無駄なお金は誰も使いたくはないはず。

この汚れを回避する方法は1)外壁は汚れの目立たない色にする。2)排気口の周りを養生する。3)排気口の形状を変えるぐらいだろうか。

1)については、黒系か茶色っぽい外壁にする。

しかしながら、外壁は白色が一番安い。色が付いているのは若干高いようだ。外壁は施工面積が結構な量になるため、どうしても単価の安いものに気持ちが行ってしまう。

2)については、排気口の周りにアクリル板を付けるという方法だ(我が家はDIYを考慮中)。アクリル板は5ミリ程度あれば十分。何枚か打ちつけておけば、外壁に汚れが直接付く量は俄然減る。しかしながら、そのアクリル板を年1度、大掃除のときぐらいは拭き取らなければならないだろう。

3)については、我が家の施工会社に何とかしてほしいと言ったところ、排気口は普通上と下にあるのだが、それを上のほうはカバーがされて閉じられてあり、下側のみ排気が出るタイプを持ってきて付けるということだった。これが十分に効果があがるとは思えないが、一応、付けることにした。(昨年末に来たまま、まだ取り付け終わっていない)排気口の形状に関しては、排気口が上下のものと片側(下側)だけのものしかないようであった。

排気口の話は、写真を掲載しないと分かりにくいので、後日写真を掲載することにして、家の外壁の話をもう少し。

外壁は材料によっては、いとも簡単に100万、200万の違いが出る箇所。

それは1階15坪、2階15坪の小さな一般的な家だとしても、その家の全部をの覆うわけだから、その面積は結構な広さになる。つまり、お金がかかるということだ。大体外壁の話が出るのは、設計士との面談の最終段階に入ってからすることが多いはず。これは建て売りであろうと、オーダーメイドであろうと同じだと思う。

業者)「外壁はどうなさいます?」

施主)「どんなのがありますか?タイルっぽいのがいいなと思うですが・・・」

業者)「1枚、1枚貼り付けるのは高価になりますし、日数もかかりますので、タイル調の外壁になりますね。窯業系サイディングと言います」

ここまで来ると最終的な価格帯も出てきて、おおよその値段も把握できるわけだが、外壁のタイル調を外せないとすると、100万オーバーする、200万オーバーするという話になり、あそこを削ろう、ここの材質を1ランク下げようなどという話になってくる。

ここでやってはいけないのが、外壁質のダウンだ。ご存じのように家は5~10年ぐらいに一遍はペンキ(シーリング)の塗り替え(張替え)をやる必要が出てくる。これは外壁と屋根が対象になる。その点、タイル調(窯業系サイディング)と瓦は、そのことを心配する必要がない。やったとしてもシーリングを代えることぐらいだろう。つまり、タイル調の外壁そのものの交換はまず必要はない。

我が家の話で恐縮だが、以前住んでいた家はお金がない状態の建て売りだったものだから、外壁がどうのこうのと選べる状態ではなかった。20年前ぐらいに全盛だったサイディング材が使われていたため、断熱も悪かったし、系年劣化により、シーリング(板と板のつなぎ目に使うパテ)にヒビが入り、そこから雨が進入したため5ミリほど反ってしまった箇所が出てきた。その結果、反り返った部分のサイディングを交換し、家全体のペンキを塗り替えるか、外にタイル調のサイディングを張るかのどちらかの方法があると提案されたことがあった。私たちは外断熱のほうをとって、タイル調のサイディングを張ってもらったのだけれど、そのほうが定期的にペンキを塗り替える必要もないので、タイル調のほうが値段は張るが、ペンキ塗り替えの経費を考えると、とんとんか、もしくはタイル調のサイディングを張ったほうがは安くなることを体験した。

最終的に外壁をどうするかとなったとき、外壁だけはいいものを使ったほうが、10年、20年先を見たときに、余計なメンテをしなくても済み、結果的に出費は抑えられるということになる。

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