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EUの決断 [新聞記事]

2022.1.3

こんばんは。

家人は元旦より発熱。どうやら愚息の風邪が移ったようだ。彼の症状は私のそれと同じことが多く、こと風邪に関しては発症過程から症状はいつも同じだ。親子だから当然と言えば当然なのだが今回は幸いして、私の持っている薬を分けてあげた。そのせいか多分、治ったようだ。家人は市販薬の葛根湯を初期に飲んだが遅きに失したようで、パブロンを昨日から飲み始めた。1日から3日の間、コロナに罹患したとは思わずいたのはノーテンキと言うほかないが、コロナと思いたくない気持ちも多分にあり、本当にコロナだったらどうするんだろうと思うばかり。新年早々病院もやっているところは少なく、事なきを得そうなので、ひとまずほっとしている。

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今日、原子力の話が飛び込んできた。

脱炭素社会の実現を目標に掲げるEU=ヨーロッパ連合は、原子力発電についても「持続可能な経済活動」として、投資を促す方針を明らかにした。」

つまり、原発を脱炭素の切り札の一つにしようと決めたということだ。原因はエネルギー価格の高騰にあるわけで、何のことはない、ここでも経済重視の考え方がはびこっていることになる。原子力はご存じのように核のゴミをどうするのかという問題はどこの国でも解決されていない難問だ。ヨーロッパのEUという大きな組織内にあって、もし仮に原子力が持続可能な経済活動だと認められれば、大手を振って皆飛びついてくることになり、核のゴミはますます大きく膨らむことになる。確かヨーロッパのどこかで核のゴミを地底深くに埋める手はずを整えてはいるというが、本当にそんなことをして大丈夫なんだろうかと不安は拭えないのは世界のみんなが思っていることだ。

折しも、今朝BSで福島の帰還困難地区の今をやっていたが、まだまだ本格的に帰還はされていないし、野生動物が堂々と闊歩していたり、草木が大きく繁っており、全く完結していないことがよく分かった。以前、無知な私は帰還困難地域は全部ソーラーパネルにして、発電すればいいと無責任なことを思ってしまったが、あの地域は多くの米作農家がおり、おいしいお米がよく収穫されていたところで、在住の農家の皆さんは、7年かけてやっとのことセシウムの未検出の状態にまでたどり着くことができたと言っていた。それに昔林業が盛んな地域で、今も多くの林業を生業にしている方々がいるということだったが、木の幹・皮には、まだ多くの放射能物質が入り込んでいるようで、放射性濃度がかなり高く、木を売ることは全くできない状態らしい。

持続可能な社会を実現するために脱炭素を目指し、化石燃料をやめ、再生可能エネルギーに舵を切ると思ったが、ガソリンの高騰により経済的に苦しくなると、再び原子力に戻る政策を考えるというのは、人間の愚かさを露呈してくれているようで、正月早々、夢も希望もなくない話になりそうだ。

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