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デフレーションの真実(2) [デフレ]

2021.10.19

こんばんは。昨日の雨も上がり、今日は一日中晴れ。思い取り今日は窓を全開。空気の入れ換えには絶好の天気。砂ぼこりもなく快適そのもの。しかし、太陽が雲に隠れた途端、寒さが襲ってくる。10月中旬にして、ようやく冬の気配。今年は庭に机を出し、そこで設計図とまではいかないけど、ポンチ絵的なものを書いたり、書き物をしながら大工仕事をしたりして作業は大分はかどった。こんなことをやっているとガレージライフを考えればよかったなと少し後悔。「ガレージ」と言っても車庫ではなく、あくまでも大工小屋と思っていただければいい。

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さて、前々前回ぐらいに書いたデフレーションの続き。

安倍さんはお札をいっぱい市中にばらまいた---こう言うと安倍さんがいかにも悪いように聞こえるので、もう少しソフトに言うと、通常よりも多少多くの貨幣を市中に流通させることにより、エンドユーザーまで貨幣流通量が増え、国民全体が潤う・・・・と思っておやりになった政策であったはず。

ところが、それは多くの輸出企業と一部の国民は恩恵を受けられたけど、国民の多くと中小企業はその対象とはならなかった。その原因は当事者である安倍さんなり、日銀政策決定会合の政策委員の方々が検証することなんだろうけど、愚鈍は私でも少しは想像がつく。

それは国民すべてを網羅できなかったからにほかならない。でも、国民すべてを網羅するなんてことはできるんだろうか?政策的にそんなことはできるはずもないでしょう。

問題はそこではないような気がする。

人は物々交換から始まり、貨幣が流通し始めると、その証として貨幣を用い、貨幣は人とともに流れ、人とともに動いていく。当然、人が増えていくと貨幣も多く流れ、人が少なくなると貨幣も縮小し動いていく。

ある島に10人の住民が住んでいたとしよう。そこにラーメン屋が店を構える。5食ラーメンを用意した。すると、あっという間に5食のラーメンは売り切れた。それではとラーメン店主が8食用意。すると、あっという間に8食のラーメンは売れた。これでもかと10食用意した。すると、あっという間に10食が売り切れた。

翌年、その島の住人は9人となった。ラーメン屋は10食のラーメンを用意した。なぜか9食しか売れなかった。

翌年、その島の住人は5人となった。ラーメン屋は10食のラーメンを用意した。なぜか5食しか売れなかった。店主は考えた。もっと質を高めよう、卵を入れた。しかし、5食しか売れなかった。チャーシューを2枚増やした。それでも5食しか売れなかった。店主は考えた。チャーハンをセットで付けよう。これなら10食は達成されるはず。しかし、売れたのは5食のみ。店主は考えた。じゃ、値段を下げよう。今の値段の半分なら、絶対10食はいけるはず。でも、結果は5食のみ。

デフレーションの真実に少し近づいたと思うのだが・・・・。

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