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現場と机上 [生活]

2021.8.19

こんにちは。

図らずも今日は私の生まれた日らしい。愚息たちが来たときにしっかり祝ってもらったが、この年になるとちっともうれしくない。年寄りの偏屈と言われれば百:零で否定する理由もないが、この気持ちは年寄りになってみないとわからない。多くの先人たちが、こんな気持ちだったんだと今やっと気がつく。愚かだね。

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ことほど左様にホワイトカラーとブルーカラーには差がある。(えらく懐かしく感じる言葉だ。今じゃ、死語そのもの)

ホワイトカラーは机の上で仕事をする。あれこれを考え、決断する。しかし、ホワイトカラーすべてがお釈迦様ではない。間違った決断もある。ブルーカラーはその決断を一生懸命それ近づけようと行動を起こす。達成可能なら、それはお互いに充実感を持ってゴールに到達するが、現実離れしている決断は、地図を見れどもゴールは見えず、ブルーカラーに不安のみを与え、達成感の「タ」の字も見られないことが分かると失意だけが渦巻いていく。

仕事量と人員のバランスがとれている現場は、その達成感は少なからず感じられることが多いが、そのバランスがとれなくなったとき達成感はもろくも崩れていく。そこは怒号、あきら失意、嫉妬、はたまた恨みまで生じてしまうかもしれない。今、日本中でそんな状況が起きつつあるのではないか。いつピークを過ぎたと分かるのだろうか、どう見てもピークを過ぎたとは誰もが思えない現実。ホワイトカラーは現場での困難さを想像しなければならない。ブルーカラーに心を寄せて現実を汲み取らなければならない。そうしなければ克服できるはずの険しい山も決して超えることができない。

ホワイトカラーが菅さんならば、ブルーカラーは現場の保健所であり、最前線の医療機関であろう。現実を知り、どこに手を差し入れれば事が進むのか、机上の空論を鵜呑みにするのではなく、自分の目で現実・現場見続けなければ解決はない。

古来・稀なる愚鈍な言葉に少しは耳を傾け給え。

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