これが当たり前だと思う危うさ [生活]
2021.7.12
こんばんは。
ある映画を見ていたとき、政府側が反政府の抵抗勢力を武力によって制圧しようとした。これに対して、抵抗勢力は武力調達を外国からし、互角の武力を維持できるよう画策する。
政府側は反政府側がと言い、反政府側は政府側がと言い、互いに相手側を非難し続ける。そこには命を掛けた闘いがある。政府、反政府、武力紛争、弾圧、武力介入、抵抗勢力などなど、平和な日本には全く関係がない別世界のような言葉に、異常なる違和感を持つ人はほとんどだろう。そういう私もその一人。
しかし、この平和と紛争は、そう大きな違いがないことに、少しずつ感づき始めている自分がいて、「はっ」と思ってしまった。
その驚きは西村大臣の発言だ。愚鈍なる老人がそう思うのだから、賢明なる皆さんは、既に認知済のことだと思う。
お上の言うことは力がある。「残念ながら」と頭に言葉を付けておこう。屈するつもりなど全くないが、その対戦相手である当事者は、少なからず不自然に身構える。今回、その発言は撤回されたものの、酒類の下ろし業者への通達的な発言はそのままだし、「お上が金融機関に言った」「国税局がその通達を行う」ようだという報道は、少なからず、その多くの当事者たちは大仰に身構える。政府部内の政治家は、それ相応に成果ありと思っているかもしれない。今のところ、思慮分別のある方々が若干いる日本にとっては、そんなお達しは出っぱなしにはならないようだが、世界の多くの国々の政府は、思いどおりに動かない国民に嫌気を成し、次ぎの強制力のある行動に出るわけで、それがいつ何時、この日本で起こらないとも限らない。このコロナは手ごわい、この長きにわたる非常事態制限の次に来るもの、ノーテンキで自分たちの利益しか考えていないのが明白になってしまったIOCの面々のことを考えると、日本国民が隠忍侍従し続けられるのも、そう長くはないんじゃないかとフト不安を感じてしまうのは、私だけではなかろう。
コメント 0