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あいつは深く静かに、そして突然現れる [バラ]

2021.5.9

こんにちは。今日は晴天、風は少々吹いてはいるものの若干の暑さ。庭仕事は少々汗をかくが、真夏の暑さと比べればまだまだ楽なほうだ。

最近は真面目に早朝ランニングをやっている。これからは早朝に限るわけで、時節柄走っている人に多くぶち当たる。仲間がいるようで少しうれしい。

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いつもランニングの後半でバラをやっている庭を通る。そこのバラ担当もご主人なようでよくお見かけする。去年は物の見事にバラは開花し、フェンス越しに上段はピンク、下段は赤と咲き分かれ、それは見事であった。

その時の会話。

私「見事ですね」

ご主人「いや、それほどでも・・・」

私「上のピンクと下の赤。去年はバラバラに咲いていたけど、今年ははっきりと上の段と下の段とに分かれて咲いて色合いがすごくきれいですね」

3年前ぐらいからであろうか、何回かお見かけするうちに言葉を交わすようにもなっていた。今年は花粉症もありランニングは3か月ぶりとなってしまったが、バラの開花時期でもあり、楽しみにその家の前を通った。ゴールデンウィーク真っ最中であり、我が家のバラも4割方咲き始めたので、当然、その方のバラも咲いているものだと思っていたのだが、どうもおかしい。去年の見事な二段二色のバラは、どういうわけか一段一色。それも少し寂しい。ムムムムムッ????

それは5月2日--最近は携帯が万歩計の代わりをしてくれるので非常にありがたい。だから日にちもはっきりと記録に残る--というわけで5月2日にその状況を発見。そして、昨日再びそのお宅の前を通ったときご主人がいたので声をかけた。

私「バラ、どうしました?」

ご主人「テッポウムシにやられてしまった」

私「えっ、そうだったんですか」

テッポウムシ、一瞬あれっ?と思ったけど、それはカミキリムシのことだと思い返した。

彼は洗車中だったんで車越しの話。手を止めるのも失礼と思い、細かいことは聞けなかったが、庭の中も指さし

「こっちも、あっちもやられてしまった」。

そのお宅は6~7本は植えているだろうか。ほとんどがツルばら。

私「オルトランを水で溶いてスポイトで幹に付けるといいんです」

彼は空を見つめて「オルトラン」と復唱している様子。

私「悔しいですね」

ご主人「悔しい」

バラは咲くと美しい。どんな植え方をしようとも美しい。密集してしまっても、色がバラバラであっても、たくさん咲き乱れれば乱れるほど美しい。それは間違いない。人間側にセンスがあろうがなかろうが、バラ自身持って生まれた技量が人間のそれを上回ってしまう。我が家の庭もその体で、近所の方がセンスがいいと言ってくれるが、それも同様にバラ自身の美しさに寄るところが大だ。

このブログでも何回かカミキリムシのことは載せているが、カミキリムシで食い荒され、一挙に大木が枯れてしまったときのショックは、なかなか言葉には言い尽くせないところがあって、受かるはずの大学の試験を外したような、彼女にやっと思いで告白し、絶対オッケイをもらえるものだと思っていたら駄目だったときのような、そんな大・大・大ショックを受けたと同じくらいのものであった。

我が家は今、17種類のバラがあるが、そのうち8種類がカミキリムシに浸食され、そのうち1本は死亡したものの、ほかは運良く復活させることができた。

カミキリムシに浸食されたと分かった時というのは、立ち枯れる、樹勢が衰える、カミキリムシを見つける、幹の周りに木屑を発見が、その兆候となるわけで、ゴールデンウィーク前後が活動開始の時期となる。

もう少し具体的に書きたいのだが、ここでタイムアップ。

次回に持ち越し。

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