一筋の光明? [新聞記事]
2020.12.5
こんばんは。
今日は一日雨。外仕事もできず家の中でくすぶり続けて一日が終わった。
ここのところずっと新聞を読んでも、テレビを見ても気分よく見られたためしはない。
そんな中、「よし、よし」と家人に不思議がられながらも、思わずつぶやきながらテレビのニュースに釘付けになった。
それは福井県にある大飯原子力発電所の3号機と4号機の設置許可を取り消す判決が出たことだ。なん~~だと思われるとちょっとがっくりするが、関電が原子力委員会に出した基準を原子力委員会が妥当だと判断したわけで、住民やその道の専門家が訴えない限り設置許可されていた事案だ。残念なことに、それによる法的拘束力はないそうだが、国としては東日本のこともあり、そうぞんざいに事を進めるわけにもいかず、一応考慮して次の策を出すということだろう。関電も商売で原子力事業をやっており、儲けがなければ困るわけで、一企業として、それなりのなりふりをするのは当然のことだが、身内かわいさの体で、当然、その基準は甘い方向に進む。原子力規制委員会は東日本以降非常に注目もされ、それなりに襟を正し、ダメなものはダメと言う姿勢もあり、それなりに評価はされていたが、時とともに、その中立性は何となく国側に傾いている感は否めないところも多々散見される事態になってきた。以前においても、「えっ、許可しちゃうんだ」という判断も少しずつあったりして、国・国民サイド100%とはなかなかいかないことも多くなってきたように思っている。
そんな中、やったと思ってしまう判決を出してくれた。基準地震動という数値だそうだけど、私にはチチンプイプイで何もわからないのだが、簡単に言ってしまえば、大飯あたりの地震の最大震度はこのぐらいだから、それの何%かをプラスした値に対応していればオッケイが出る。だけれども、その+何%が余りにも低い値であったりとか、その+の値すら計算していなかったから、今回の判決になったと裁判所は言っているらしい。
今回、裁判長の目は節穴ではなかったけれど、節穴である裁判長だったらば、それは通ってしまったことになるわけで、やはり専門家が集まっている原子力規制委員会の役するところは、かなり大きいということがわかってきた。
トランプではないけれど、気に食わない、自分の政策に反対する人は政権から去っていただくと大声で言っていたこの国の総理は、あの菅さんだったことを思い出した。
ヒトスジの光明・・・・・・・・・・・・・・・・・やはり、一筋だけでは大分心もとない。彼らに打ち勝つには、それ相応の武装・知的集団でなければ対抗はできそうもない。
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