SSブログ

技術の進歩と人間の退歩 [生活]

2020.9.24

こんばんは。

今週火曜日が休みだったので、愚息宅に行く必要はなかったが、その代わりというわけではないだろうが、今日愚息宅に行ってきた。孫の病院があるので、8時までに来てほしいということだったので、5時半には出発することにした。多分、キャンプの後始末やら、いろいろあるだろうと思って早めに行くことにした。嫁は大いに迷惑だったかもしれないが、ここは謙虚にサポートする、フォローするということで、今日もでき得る限りの知恵を絞って手助けをしてきた。同居ならもっと図々しくもやるが、やはりそこは補助であるからにして、一歩下がって何をここでやれば、この家の家事はうまく進むのかを考えながら事を進める。とはいっても、やるのは我が家人が中心であって、私はあくまでもフォローのフォロー。それですべてが丸く納まればそれに越したことはない。

----・----・----

ということで、仏のようなジジババを演じてきた。

世の中が便利になることはいいことだが、便利に乗っかるということは、自分の技量を落とすことになる。これは数理上当然の結果だ。車の性能は昔と比べて格段に上がった。例えば、ギアチェンジ--昔は主流であったが、今はオートマチックになっている。どこが違うのかと言えば、車の速度に適したギアに運転者がチェンジをする。ストップスタート、ストップスタートの繰返作業の車にあっては、そのギアチェンジを間違うとエンストが起きる。つまり、エンジンがストップしてしまう。あるいはノッキングと言ってガックンガックンと車が咳をするかのようにのたうちまわる。そんな難しい技術は今は要らない。また、坂道発進といって、昔は教習課程で必ずやらなければならない項目があった。今のようなオートマであれば、「D」に入れておきさえすれば、坂道であっても下に下がることはまずない。昔は違う。坂道で止まる直前にクラッチというペダルを踏み、クラッチを切るのと同時にブレーキを踏む。「L」ギアに入っているのを確認した後、クラッチのペダルをゆっくり離しながらブレーキペダルに乗っけてある足をアクセルペダル踏み替え、ゆっくりと踏み込む。このタイミングを見違えると、エンジンはストップし、車は坂を後ろにゆっくりと下がり始める。これが結構怖い。そんなことに気を使いながらもウィンカーも適切に出して走行していた。しかし、今はどうなんだろう。ウィンカーすら出さない人が多い。クラッチペダルに手こずることもないのにウィンカーすら出さない人が多い。

技術の進歩は人間の進歩と反比例する。これはあながち外れとは言えない。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント