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しがらみ [新聞記事]

2020.9.17

こんばんは。

菅さんの力量はまだわからない。官邸内では冷徹な権力者だと新聞では書いてあった。確かにそうだと思う。私は現役のころ「職位で仕事をするな」とよく言われていたことを思い出す。「職位で仕事」・・・つまり、部長で仕事・・・、課長で仕事・・・、係長で仕事・・・をするなということ。部長として、課長として仕事を命令することは簡単なことだ。つまり、それは職位で相手をねじ伏せることだからだ。これが相手とイーブンなら、そこは当然相手から理解を得ることが最優先となる。上からの物言いは御法度となるから、丁寧に丁寧に、相手が理解するように話をしなければいけないこととなる。当然、時間もかかるし、反対意見も出てこよう、自分の思いどおりに事が進まないことのほうが多いかもしれない。

つまり、職位で仕事をすることは、相手に有無を言わさずに命令する。それは簡単なことで、その職位に就いていれば、誰でも簡単にできることだ。

その最たる人が安倍さんだったかもしれない。職位で人事を差配する。それを目の前にチラつかせられれば、所詮サラリーマンは誰でも萎縮する。公務員であろうと民間人であろうと、それは同様だ。その体制は既に出来上がっている内閣において、彼がその簡単な手段をお蔵に入れ、懇切丁寧に相手を心を解いていくことをするだろうか。それがいい方向---つまり絶えず国民のほうに目を向けて、その手段を用いるのならば、よい政治がなされ、よい社会が実現ということになるが、前政権と同様、我田引水的に自分たちのことを第一に目を向け始めたときには、それは悪い政治となり、目も当てられないことになる。

前政権のように、嘘八百を並べ、公文書を海苔弁当のように真っ黒に染めてまで政権運営をし続けても、なお、平然としていられるのが政治家であり、菅さんはその土台骨を支えていたことを考えると、居ても立ってもいられないというのが正直な気持ちになってしまうが、今はただ、そうならない強さを彼自身の中に生成してほしいと願うばかりだ。

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