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ハングリー精神 [新聞記事]

2020.8.12

こんばんは。

今日は頑張って愚息と一緒に母宅の整理をした。すべて目をつぶって捨ててしまえば、それでいいのだろうが、愚息もこの惨状を見て、なかなか手強いねと言っていたから、まんざら自分は間違っていないと変な安堵をした。着古した洋服とか、下着ならいざ知らず、マニアックな方々には価値がありそうなかなりなレアなものが多く、捨てようとする心にブレーキをかける。もちろん、凡人であるがゆえの欲もないとは言えない。ひょっとしたら高く売れるかも、こんな立派なものを捨てるのは忍びないなどなど、変な自尊心ともつかない、倹約家でもないような心が沸き起こってくる。そこで作業が止まる。一つ二つならかわいいものだが、それが延々と続くと、この暑い中、クーラーもつかない部屋で長い時間やる作業ではない。今日は愚息に手伝ってもらうということもあり、電源を引っ張ってきてクーラーを付けた。2年ぶりの始動だが、辛うじてクーラーは動いてくれた。おかげさまで愚息もよく動いてくれ、かなり進捗的にはかどることができた。一人だったはこうはいくまい。

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日本国は島国だ。隣国から地続きで続いている国はない。だから、直接的緊急的に隣国と緊張感に包まれることは少ない。だからかどうかはわからないが、日本には兵役がない。兵役はご存じのとおり、国民は誰もが軍隊に入り一戦交えることもあり得るので、その予備段階で予備訓練をするというもの。訓練と言っても、それは実践さながら遊びではない緊張感があることだ。それが日本ではない。幸運にもない。

しかし、平和時でないときに、それはいい方向に向かうことは絶対にない。相手国に攻め入られて、あわてて国民を招集したところで、にわか兵隊に何ができる?だろう。アメリカに守ってもらえばいいと思っている日本人が大多数だと思うが、いつもだったら、誰もがそう思ってアメリカを信頼しきっていたが、ここ最近は、そのアメリカは徐々に変化し続けており、これをいい機会に体制を変更する必要がありそうな気配となってきた。アメリカに守ってもらうこと。それがいいことあるのか、悪いことであるのか、それはスパッと決め、決断を下せるものではない。しかし、いつかは決めなければいけないことであることは、日本人の誰もがわかってきていることだ。そういう意味ではトランプ氏は唯一日本にくれたすばらしいプレゼントだと思う。

日本人はハングリー精神が足りない。隣国から攻められる恐怖がないからハングリー精神がない。選挙をやっても「おれには直接関係ない」と投票には行かない。内閣が適当なことをやっても「とりあえず、今の俺の生活には影響がない」ということで、一時憤慨はするがそれで終わってしまう。東日本でも原子力に頼らない生活をしようと思っても、今は元に完全に戻ってしまっている。すべては一時の憤りで終わらせてしまう日本。他国からの侵略がない安心感からハングリー精神が足りない。日本人は礼儀正しく、おとなしく、ルールを守る人間だと思われているけど、本当はすべてに関心がない。ことなかれ主義ではないかと思ってしまうことが大いにある。

それをまた愚息に話をした。どう思ったかは知らないが、これからの世界をつくるのは、ロートルの私たちではなく、今はどうあれ、若い君たちであることは120%間違いないのだと愚息に言ったが、果たして、どう受け取っただろうか。

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