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ジジイは昔を懐かしむ [生活]

2020.7.9

こんばんは。

今日も雨で一日が終わった。家事全般ほかにやることが多くバラの仕事をせずに5日ぐらい過ぎただろうか。雨に濡れているデッキを見ながら、じっと目を凝らすと、そこには緑虫のような、半透明なゼリー状の1×2ミリぐらいの大きさのものが無数に散らばっていた。糞、幼虫???以前カミキリムシの糞を発見したときは黒いごまのようなものだったから、それではなさそう。指ですくって見ると、やはりゼリー状で半透明、中は緑黒色に見える。動きはない。その真上をじっと目で追う・・・・・・・淡雪が新しい枝(シュート)を出していた。5日前は、その枝は新緑の色に包まれてきれいな枝になっていたが、今は枯れ枝色に葉っぱも枝も包まれており、見るも無残となっていた。そして、その葉っぱはきれいに食べ尽くされていた。チュウレンジバチとかオオシロオビクロハバチというらしいけど、頭が黒かったから前者のほうだと思うけど、バラに付く虫はかなり多い。5種類は優にいる。最近は雨が多いものだから、ついつい薬散布の機会を失う。今日は雨を降ってはいるものの小雨だったものだから散布を強行した。雨の日のほうがいい(その後晴れると薬のタイミングとしてはベスト)ということもある。「ダイン」展着剤を使うので、流れにくくなっているはず。

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先日、どういうわけか蚊帳のことを思い出した。今の人は全く知らないだろう。第一我々の世代になってから蚊帳を売っているところを知らない。そのものは知っていて、両親の親のいる田舎に行ったりしたときは、必ずその蚊帳なるものにお世話になったのを思い出す。

蚊帳・・・「かや」と読む。別に自慢をしているわけではないが、きっと現代人は読めないだろうし、その張り方とか、肌触りは知らないだろう。知っているとしたら、超レア人だ。

今でいうと食卓カバー。ゲゲッ!・・・・・アマゾンで売っていた。

エコー金属 食卓カバー S 1206-696こんなのです。この中に一人分の食事を、お父さんがまだ帰ってこないから、食卓にそれを載せて,これをかぶせる。今、やっているところはかなり少ない。今は真夏にテーブルに出しておくと悪くなるから冷蔵庫に入れるが、昔は、そんなに暑くなかったから入れなくても悪くはならない。確かにいい環境だった。

それの大きいものが蚊帳と思っていただいていい。


すごいアマゾンに蚊帳が売っている。ただただびっくり。


〔mikan〕 蚊帳 ワイド 3m かや 吊り 下げ ワイド メッシュ 四角 安眠 虫 蚊 侵入 防止


そうだね。これが蚊帳。でも、これって一人用。昔は8畳全部を覆い尽くすような大きい蚊帳だ。色は大体緑と決まっていた。蚊とり線香は昔も今も変わらない。

夕顔 天然蚊とり線香 香料・着色料無配合 50巻入「4点セット」

これは色が違うけど、普通は緑色の渦巻き状のものに火をつけて・・・。

茶香炉・蚊取り器 イラボ豚(萬古焼) [13.5 x 13.5 x 16.5cm] 料亭 旅館 和食器 飲食店 業務用

この豚さんに入れる。これを枕もとに置いて、蚊帳の四隅を叩いて、蚊が入ってこないようにして寝る。

しかし、今の人は多分理解できないかも。

なんで蚊帳をつるす?

窓は締め切っているし、蚊が入ってくるわけがない。それにベープマットがあるから蚊とり線香なんて要らない。だから、蚊帳をつるす意味がわからない。


全く御節ごもっとも。昔はそんなに暑くなかった。これが一番の違いかも。

だからクーラーが必要ない。でも暑い。窓を開ける。風は冷たい。気持ちがいい。でも、蚊が入ってくる。涼しく過ごしたいから蚊帳をつるす。家族みんなでひとかたまりになって寝るから8畳ぐらいの大きい蚊帳が必要になる。


蚊帳の説明・・・・これを書きたかったわけではないんだな。その中での遊びの話を書きたいのだ。

それで昔、私はこんな遊びをした。

夕刻、夕御飯が終わった後、子どもの用の下駄を履いて中庭に出る。そして、鈍く光る赤橙色の光を求めて右往左往する。小一時間もすると、虫かごには鈍く光放つものが幾つかとれたものだ。そう、ホタルだ。

それから座敷に戻り、蚊帳の中に入る。四隅をしっかりと抑えて、そっとその籠の小さな竹ひごを引き上げる。籠の戸が開いた。ホタルは遠慮しているのか、なかなか外に出ようとはしない。じっと待ってはいられず、虫かごを逆さまにしてパンパンと叩く。すると一斉にホタルが蚊帳の中へ飛び出していく。真っ暗であったはずの蚊帳の中、部屋の中が鈍く光る。部屋の周りの障子とか、襖に蚊帳の影とか、私の影がかすかに動く。ホタルに目をやる。ぱぁっと明るくなると、すぐにまた暗くなる。それが何回も何回も繰り返される。あっちが光るとこっちが光る。交代交代にそれを繰り返す。自分はぼんやりとその明かりを眺めなながら仰向けに天井を眺める。そんな遊びをしたことをふと思い出した。

確かに、ジジイは昔を懐かしむ。のんびりしていて、いい感じだ。

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