僣越ながら・・・ [新聞記事]
先週の金曜日、新聞に小さな記事が載っていた。直接我々の生活とは関わりのないことなので、もう忘れ始めているけれど、余りに馬鹿らしく、しかしながら見過ごしてはいけないという気持ちもあり、書いておくことにした。
「東京高検の黒川弘務・前検事長の賭けマージャン問題で、政府は5日、『適正な処分を行ったものと認識しており、再調査の必要はない』とする答弁書を閣議決定した。訓告処分の妥当性について、無所属の衆院議員が質問主意書で尋ね、これに答えた。
政府は答弁書で、『旧知の間柄の者との間で、必ずしも高額とまではいえない換金比率で行われた』『黒川氏が事実を認めて深く反省していた』などの事情を総合的に考慮したとした。」という記事だ。
どこが問題か---もうどうでもいいじゃん。俺たちの生活には関係ないしね---という声も聞こえてくるが、私が気になったことは「閣議決定した」というところだ。こんな下世話な「検事の賭博問題」を閣議決定するなと思う。何でもかんでも自分たちの周りを固め、自分たちを擁護したいときだけ閣議決定をする。そして、彼らはこううそぶく。「あれは閣議決定されていますから(もう覆せないぜ)」と言う。安倍内閣には「あれは閣議決定されていますから」と言う閣僚が多い。先日(一カ月ぐらい前?)も同じように閣議決定されたことが「閣議決定されていますから」と言ったが、さすがにこれは通らなかった。余りに馬鹿らしく、恥ずかしい内閣。どこの世界も同じと言ってしまえば簡単だが、意識しているにせよ、無意識にしろ、そうではない世界を我々は目指しているわけであって、好むと好まざるとに関わらず、歴代長期政権を支持している結果となることは片腹痛い限りだ。
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