家づくりは一回では成功しない(105) [我が家]
2020.4.26
こんばんは。
コロナは依然として衰えは見せない。これからの経済はどうなってしまうのか。真剣に考えれば考えるだけ恐ろしくなる。ここ10年、「未曾有」「経験したことのない」「想定外」、そういう言葉が飛び交い。そろそろ今年あたりから、そんな言葉も聞かずに当分の間は過ごせると思っていたが、そうはなかなかいかないようだ。我々1950年代「戦争を知らない子どもたち」世代は、戦争の臭いを身の回りで嗅ぎ、戦争の怖さ、醜さ、命の尊さの多くを学んだ。それらはすべて座学であり、経験ではないから、アメリカが、ソ連が、いつ核のボタンを押してしまうのではないかと恐れていたが、それは杞憂に過ぎなかった。今の二十代、三十代の戦闘服が恰好いいとか、戦闘のテレビゲームなどでしか見聞きすることができない世代のほうが、この怖さを考えたほうがいいのかもしれない。私たちの世代は、二十代、三十代への語り部としての力量はおぼつかない。
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一昨年10月末の現場です。
今回は梁の話。
これから天井にボードを貼っていくわけだが、天井を横断している梁を出すか出さないかという問題がある。
この件は、設計段階のときに設計士さんに何度か申し上げていたことだ。
上の写真を少しズームアウトして撮ったもの。
設計では、この梁をボードが隠すことになっていた。
つまり、出す予定はなかったので、この写真を見ても、梁は天井からさほど下がってはいない。
その梁を少しズームインしたところ。
特に見せるような材質の梁ではない。ごくごく一般のボードで隠してしまうような材質のものだ。
それをもっと寄せて撮ったところ。
住宅展示場では、梁が出ており、なかなか立派なものであった。それを家人は気に入り、梁を丸々見せるとゴミが溜まりやすくなるので、梁を一面だけを見せるようにしてほしいと言っていたが、それは取り入れられてはいなかった。
今回、毎日出入りしていてよかった点は、打ち合わせに漏れがあったときに、直ぐに指摘ができるということだ。この梁の件では、それは打ち合わせとは違うと言って急遽直していただいた。
それがこれだ。木材の右側に壁と同じ色合いのものがあるが、そこで段差ができ、右側が少し下がる天井になる。
その段差になる天井の部分をアップにしたところ。今日はすべて天井の話になってしまった。ご覧になっている方は余り面白みはない。
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