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遅行特性 [マネー]

2020.2.21

こんばんは。

東日本のときと同様に、人の波が止まりつつある。当然、経済は停滞する。買い物も控えるが、職場には行かないと仕事にならない。テレワークとかマスコミではよく言うが、そんな企業はまだまだ少数だ。下町の工場、一次産業、サービス業はテレワークをしたら仕事にならないというか、仕事の体をなさないことになる。やはり、懐具合がいいIT関連企業や一部上場の大手さんがテレワークの対象だ。テレワークに文句を言っても仕方がないが、人の動きはだんだん重くなってきた。東京マラソンも一般人は中止になったし、皇居への一般参賀が中止となった。当然、参加しようとした人たちは、車に乗ったり、電車に乗ったりして皇居やマラソンの出発地点まで来る。帰り道喫茶店に寄るだろうし、食事をとることもある、デパートで買い物もするかもしれないし、映画を観るかもしれない。自分の父親が、自分の母親が、そのデパートに、喫茶店に、レストランに、映画館に勤めているなら、お客様が来ないわけだから、当然、その分売り上げが減る。その波が長く、大きくなればなるほど経済はゆっくりゆっくり落ち込んで、凹んでいき、親の給料も少しずつ減っていく。よく考えてみると当たり前だが、お金は回っているんだなとつくづく思う。

しかし、今は何も感じないよと誰もが言う。経済学者が盛んにそんなことを言うけど、今はまだまだ忙しい。残業したって仕切れないほど仕事を残してきたという人々はかなり多いはず。リーマンショックのとき、バブルが弾けた、弾けたと言われていたけど、その同時期、私たちは仕事に追いまくられ、残業残業の日々であり、そんなことはつゆほども感じることはなかったと言っていい。つまり、経済は遅効性があるということ。遅効か遅行がちょっとわからないが、意味合いは、実感として我々下々の者が、それを肌身に感じるのは少し遅れるということだ。しかし、この遅効性があるがゆえに、我々はついつい油断してしまうことがある。わかっているはずなのに、高い買い物をしたり、贅沢をしたりする。まだまだ株価は下がらないが、いずれその時期は遠からず来る。それは忘れたころにやってくる。それが経済の遅効性だ。

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