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民主主義の限界を体現(2) [新聞記事]

2020.2.16

こんにちは。

雨ですね。午前中は結構降り続いていたけど、今は小康状態。

DSC_2217.JPG







こんな感じで隣の屋根を写さなきゃ何がなんだかわからない状態だ。







昨日の続きで詰まらぬ話だけど、よくよく考えていたら、そうなんだと妙に賦に落ちたので、忘れないうちに書いておく。

検察官の定年延長がどうのこうのとマスコミが騒いでいる。愚鈍な私は、この手の話(官僚の人事等々)は全く興味がない。正直、私たちの生活には関係がないからね。

しかし、「あれっ?」と思っていろいろ調べてみた。検察官には検察庁法、裁判所には裁判所法と、法治国家だから当然と言えば当然なんだけど法律がある。つまり、行政マンという官僚、役員たちは、それらの法律に従って仕事をいく。

私の稚拙な頭でもってしても、中学の教科書でたしか三権分立という言葉を教わった。司法、行政、立法と、それぞれの立場にいる人たちが、それぞれの仕事を分立して、お互い影響をされずに事を進めていくという民主主義の建前というか、国是というべき精神なはず。「建前」と書いてしまったが、「建前」と「本音」という言葉があるように、どうもいい意味ではとらえられていないので、ここは民主主義の国是と読み替えていただきたい。国是って、社是のこと。会社員の皆さんは、その社是に沿って仕事をこなしていっているはず。お客様のために、お客様の信頼を得るためにとか・・・・ね。

今回、その検察官のどなたさんかの定年を延長した。検察官はその仕事の特殊性からして定年は決められている、もちろん法律で。前述の検察庁法という法律だ。

問題はここから。

その法律(検察庁法)を安倍さんは閣議決定という手法で変えてしまった。

先程、三権分立と書いたが、安倍さんは立派であるべき行政の長だ。「行政」とは、政を行うところ。これは愚鈍な私ですら直ぐにわかる。安倍さんは政(マツリゴト)を行う長であって、政(マツリゴト)を立てる(つくる)長ではない。行政の長が立法の仕事をしてしまった。大昔、権力が一つに集中した弊害を取り除くために、みんなで知恵を絞って三権分立を唱えたという立派な歴史があることを忘れてはいけない。

そんなことを許していては、安倍さんのやることはなんでもありとなってしまう。私は過激思想はないから「じゃ、通信を傍受する法律を閣議決定してしまっても通るだろう」とまでは言い突っ走らないけど、悪意があってもなくても、それもできてしまう可能性。それを許してしまうという体制ができあがりつつあるということに恐れを抱いてしまったという一席。年寄りも若者も、この国のあるべき姿をよ~く考える時期だと思うけどな。

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