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最期をあきらめるか、あきらめないか [医療・介護]

2019.1.1


こんばんは。2家族・9人が増えると、大変な人口密度となることも然ることながら、まだまだわがままな幼児たちが相手だと、くんずほぐれず状態が続くので、私は少しだけ閉口してしまう。

我が家の大晦日の夕食はすき焼きと決まっているが、人数が多いと、これは食べたい、これは食べられないと交錯状態が続くので大変な状態となる。一般的に言ってしまえば、「静かにさせろ」、「わがままもいい加減にしろ」、「嫁の躾がなっていない」状態ということになる。しかしながら、家人は、そういう状況であっても、来る以上は嫌な思いをしないで帰ってもらおう。彼女らもいつもは大変な思いで日々子育てをしているわけだから・・・・というスタンスなので、嫁姑の問題も全く起こらない。起こるとするなら、そんな姑の遜った気遣いに嫁のほうが嫌気がさす時ぐらいか。昨夜は人生ゲームをやって3時まで起きていたものだから、皆皆午睡をしていた。元気なのは5人の孫ばかりであった。


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叔母が亡くなったと前々回に記載したが、彼女はかなりの偏食であった。食べるのはチーズ、マグロの刺身、ご飯、自分がつくった漬け物、煮物等々。施設に入ってからは、会社の組織にいるときと同様に決められた食事時間と食事内容に従っていたため、気に入らないものは食べない状態が続き、よく施設から食べないのだけれど、というクレームというか、困っているとの電話があったらしい。今回、施設に入ったのは独り身であることと、椅子から転倒したことによる腰痛を患っていたため、仕方なく施設に入所した。誤飲もほとんどない状態であったにもかかわらず、自分の好みのものが食べられなかったための衰弱、機能不全等々があったようだ。

しかし、よくよく考えてみると、うちの母親は彼女より一回り上の96歳。彼女同様飲み込みは問題はないが、食事量は2歳児並。しかし、チーズ(10グラム)とパン(ランチパックなら4分の1)、ポカリ(100㏄)の水分×3食だけで何とか2年を過ごしている。食事量は少ないので、高栄養を目指しているが、食事時間(1回付1時間以上)がかなりかかる。施設では、毎回それに対応することはまずない。つまり、アンパン4分の1を食べるのに1時間以上費やす人には付き合ってはいられないということ。

彼女の通夜に出ていたとき、ふと思ったのだが、もし、叔母が自宅介護だったら、もっと生きられたのではないか。まだまだ生きられたのではないか。嚥下に問題がない方は、易々と施設に入れられたのでは、あっという間に次の世界に逝ってしまうということを思い知った。

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