小さな勇気は大きな希望(2) [新聞記事]
2018.5.23
おはようございます。
今日はこれから雨が降るのだろうか。千葉の空は薄日も指していて、雲も切れ、青い空がその向こうに高く見える。風もなく穏やかな朝だ。
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アメフトの記者会見。彼はまだ二十代前半。ダイジェストでしか見ていないが、立派な会見であった。
もちろん、やったことは悪いことだけれど、自分が倶楽部内にいて、監督・コーチの指示があれば逆らうことはできないだろう。
企業で言えばコンプライアンスの問題であり、企業が悪いことをやろうとしていて、その実行班が自分に課せられれば、人を殺めること以外は、きっと従う人は多いはず。世の中、きれいごとばかりではなく、それが人間の弱さであり、限界なのかもしれない。
組織の外の人間は何でも好き勝手に言えるだろうが、組織内にいるとそういう勇気は出せないのが正直な気持ちだろう。
彼もその一人であり、日本全国に大々的にニュースが流れては枕を高くすることもできず、彼なりの正義の立て直しをしたわけであり、ここ最近、記者会見では、「なんだこいつ、何言っているんだ」的な釈明会見、嘘八百の会見・証言を聞いていた者にとっては、ある意味清々しい思いがした。
学生をかばわなかった日大は大いに問題だけど、反比例するように、彼の人生にとっては大いなる収穫であったことも事実だろう。
こういう若者が日本にいることは、まだまだ捨てたもんじゃないさ。
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