コメントが何となくきになってしまう--高梨沙羅 [生活]
2018.2.14
こんばんは。
オリンピックもたけなわ。金はなかなかとれないけど、銀と銅はとれる日本。日本人の気質を表しているようで、納得というか、奥ゆかしいというか・・・・。
でも、そんな力もない私がああだ、こうだというのは甚だ僣越というもの。あの特大滑り台から飛び下りることなんて、ソリに乗ったってできやしない。
そんな敗戦ムードいっぱいの彼女コメントが気になった。
「金をとって・・・」「一番輝いているものを目指して・・・」「金を目標に・・・」という言葉が連日テレビで放映されるにつれて、本当に健気な二十歳そこそこの人間の言う言葉かと耳を疑った。
そして、決勝直後に彼女はこう言った「自分はまだ金をいただく器ではない」と。正確な言葉は忘れたが、たしかにそういう意味のことを言った。金をもらう「器ではない」、「技量ではない」。
また二十歳そこそこだ。
私だったら「悔しい。とにかく、悔しい。一生懸命やっていたのに、何が悪いのか、わからない。」と言うのが関の山。
外野の私としては、円谷さんのことを思い出した。
50年以上前のことだ。彼はマラソンの選手でやぶれ、自殺した。
やぶれたといっても「銅」メダル。世界で3番目に速い立派な銅メダル。
彼は大きなお荷物を勝手に背負った。時代背景は違えども、日本を背負って、みんなの期待を裏切らないようにと思う気持ち、これは多分変わらないのではないか。
その結果を見て、自分をどう、これからの自分の人生をどう進めていくのかが、本当の彼らの技量になる。オリンピックに出ることはほんの一時の出来事だということを忘れてはいけない。
彼女のフルネームをネット調べようとしたら、彼女がベンツを買ったとか、買わなかったとか・・・・、週刊誌的な、どうでもいいページを発見してしまったが、彼女が、今後どういう人生を歩むのかを、4年後の活躍を期待しながら、心密かに見守りたい。
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