大雪の災難を思い出した(5) [生活]
2018.1.23
先程買い物から帰ってきた。ヨーカドーも閑散としていたから、店員さんもゆったりとしていた。
スターバックスにも寄ったけれど、ここは結構入っていた。大昔だけど、シナモンロールが今より二周りも大きく、重く、お腹がいっぱいになったのを思い出した。今はさほど大きくはなく、甘いだけだ。
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【大雪の災難(4)の続きです】
50センチ進んで止まってしまったので、仕方なく車を降り、溜まった雪を掻きだし、また車に乗り、前に進める。運がよければ1メートルは進めるけれど、運が悪ければ50センチしか進まない。これの繰り返しがずっと100メーター続いた。
単純計算をするのも嫌な気分になるが、ざっくり計算するだけでめまいがしそうだ。
あれだけ暗く静かな夜が明け始めたころ、車は半分ぐらいは進んだろうか。その間、車は通らなかった。それは絶対通らないという安心があったから、気持ち的には十分に余裕があった。
なぜなら、そこの道路は、私とあと2軒しかいなかったからだ。その方たちも、この雪であるし、車を動かすには早い時間であったから、誰一人として、私が「雪かきラッセル」をやっていることは知る良しもなかった。
途中、スコップをとりに家に歩いて行った。さすがにスコップ代わりになるものも破損状態になり、役立たなくなっていた。スコップは小気味よく雪を運んでくれた。1、2、3、4、5、・・・・10と10回雪を道端に投げては車を前に。投げては前に、投げては前に・・・・。
幾ら誰も通らないといっても、夜も明けてくれば、誰かに見られるのも恥ずかしい。それに今日も出勤だ。一秒も早く家に着き、体を温め、一眠りしたい気分であった。
あと少し、あと少し。
明け方の4時近くに路地に入り、2時間が経過していた。100メーターで2時間だ。
やっとのことで家に到着した。
その時間経過にも唖然としたが、振り絞る気力、体力にもびっくりするのみであった。
そんな豪雪経験を今回の雪では経験できなかったけど、雪が降るたびに、このことを思い出す。
大変だったけど、楽しい思い出だ。
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