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40年前の恋愛事情---電話編 [生活]

2017.12.11


今日は介護の方は休みで、看護師さんと私の日だ。家の片づけは最終コーナーに入って日は経つがなかなか進まない。決して手を抜いているとか、気合が入っていないわけではないが、結構、詰め込んであるのかもしれない。極力、日々のゴミ収集で済まそうと思っているから、お金をかけない分、時間がかかるのは仕方なし。


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今日、40年前の手紙が出てきた。当時は携帯電話などはなく、電話は黒のダイヤル電話。今で言う「家電」しかない時代。しかもグルグル回すダイヤル式だ。


「・・・・・3日ぶりに電話をしたよ、でも、なかなか出ないし、夜も遅いから、お父さんとお母さんを起こすと申し訳ないからね。切ったんだ・・・・・」と書いてあった。


そうだよね。今みたいに電話をすると、必ず、その人が出る、その人だけが出る時代ではなかったから、ある意味すごいスリリングだったことは間違いない。(今は今で、それなりの悩みがあるとは思うけどネ・・・)


携帯オンリーの今の時代、感覚的にはチンプンカンプンかもしれないが、異性、特にお付き合いをして、連絡を取り合うようになって向こうのご両親ともまだ会ったこともなくて、家の電話のダイヤルを回す。


チリリリ~ン、チリリリ~ン(今のようなスマートな電子音ではなかったと思う)、彼女本人が出ればいいけれど、そうはいかない事情もあるわけで、そんなことを恐る恐る考えながら電話をする。声を聞きたいから電話をする。そんな甘酸っぱい気持ちを思い出した。

 

私の高校時代までは電話は幾らかけても10円均一であった。「ヒャッキン」ではなく、「ジュッキン」だ。1時間かけても10円。1分でも10円。だから、家の人に話を聞かれたくない場合は、公衆電話ボックスにイソイソ出かけて電話をする。2時間しゃべっても10円だったから、後で高額請求される恐れなど全くなかった。


当時、電話ボックスには次の人が待っていることがよくあった。今でいえばATMの後ろにいっぱい並ばれている状態だ。だから、いつも周りを見て、人がいないことを確認しながら長電話をした。


そんな「ジュッキン」もその後、3分で10円になり、1分で10円になっていった。今は家電は幾らなんだろう。40秒で10円ぐらいか。


当時、家に電話を引く家は多少のお金持ちに限られていた。「多少」ということは、本当に多少であって富裕層ではない。我が家も家人宅も親の仕事上、早めに電話は引かれていた。


しかし、家電での長話は家族の目もあり、ハードルはすごく高かった。第一、人に聞かれたくない話が100%、特に親になんて絶対聞かれたくわけで、これは今も40年前も同じなわけです


だから、自然の成り行きで、今では考えられない展開になっていく。


それは交換日記---したことあります? ないでしょ、きっとね・・・・。


内容はたわいもないこと。今日はこんなことがあって、こう思ったとか、皆さんが電話で話すことを手書きにしていただけ。


隔世の感がありありだね。



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