政治家の政策は本質を見失ってはいけない [新聞記事]
2017.11.27
保育園の問題がいろいろと取り上げられている。これはいいことだが、実際に考えてみると所得によって差別化を図ることも必要だとか、認可、認可外はどうするかとか、幼稚園との関係はどうすべきかとか、調整は難しい。
もし、自分が机上でない頭を絞って考えるとなると、そう簡単に批判もできなくなる。
しかし、問題の本質はどこにあるのかを忘れてはしないか。確かに高所得者層も無料化にしたら問題はあるかもしれない。認可外の保育園を対象外にしたらば、やはり問題が起こるかもしれない。
いろいろとその立場立場の人の事情を考えると八方ふさがりにならざるを得ない。でも、問題の本質は人口減少と高齢出産、子どもの貧困などなどで、子どもは自分の生まれてくる家庭環境は選べないわけで、それにとやかく言うと納まるものも納まらなくなりはしないだろうか。
日本は子ども生んでも18歳までは、22歳までは、その費用はかからないんだ。特に中学校までは完全無償化なんだというスタンスが最初にあって、それに対する体制づくりがその後についてくる形でなければならないのではないか。
あっちでこう言われたから、こっちの反対があったからでは、物事の本質がねじ曲がってきはしないだろうか。
柏市議会議員報酬アップが検討されている。議長が90万以上、副議長が70万以上、議員が50万以上が現在の支給額だ。当事者は0.8%のアップ、しかも何十年も上げていないから市民の皆様の理解は得られるはずとおっしゃる。
子どもに対する手当てと議員報酬、振る袖に小判がザクザクあるのなら、他人の懐云々の女々しいことは言わないが、ない袖は振れないとのたまうから、ついつい口を出したくなる。
この国は本当にいつ目覚めるのだろうか。
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