学生村(26)--山田君のその後 [学生村]
2017.10.31
今日はF林業と2回目の打ち合わせになった。ハイムの抽選が来月の18日にあるものだから、お互い本気にはまだまだなれないのが正直なところかもしれないが、当たるはずもないという気持ちも多少あり、しかしながら、瞬時に家はつくれるわけもなく、少しずつすり足でやっていくしかないので、大体の図面を引いてもらって、金額的にはこんなところという大枠のお話で終了した。
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学生村の楽しい日々は学生生活の延長であり、ここの生活は夏の夢のまた夢だ。
ここで出会った人たちは、下界に降りると同時に、現実の世界に直面し、学生村の生活は生活として、しっかりと線引きをして、切れ目を入れて生活をしていくというのが現実の話だ。
今も昔も学生時代と社会人の区別ができず、なあなあの気持ちをそのまま持ち続けていってしまう御仁がたまにいることも確かだ。
山田外喜雄、彼もその一人だ。遊びにかけてはみんなの中では群を抜いており、車の運転、卓球、釣り、走り込み、なんでもござれであった。
学生村では、遊びと言っても、そんなに多くはない。テレビゲームもなかった時代だったし、携帯もない、あるのは高原の中での遊びだ。いつも自然と対峙した遊びが中心だ。卓球は宿で用意してくれた野ざらしの台が1つ。雨が降れば台はびしょ濡れ、卓球台も、庭にポンと置いてあるだけだから、多少斜めになったり、台の端っこはボロボロになっていたり、それはひどいものであった。
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