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達成感のない義務=選挙 [生活]

2017.10.21


今日は一日曇天だ。嵐の前の静けさなのか。台風接近なのに小雨、無風・・・南風の温かさ

母親の部屋は暖房はかけっぱなしで27度にもなっていた。やはり、ヘルパーさんだけでは管理は無理だとつくづく思う。細かいところの配慮は、身内にしかできないということか。


今回の選挙で自民党を支持しますは過半数前後?で安倍政権過去最低。

しかし、新聞の予想は圧勝?と出ている。


どこが勝っても自分たちの生活に関係ないと、飯館村の方々、熊本の被災者の方々は言っている。


今現在、困っている方々に対しての支援は当たり前として、我々国民にとって、この政治体制はどういう意味を持つのかと考えさせられる選挙であった。


人間として誕生して、早60代の私にとって、選挙ほど達成感のない行為はないと思っている。

学生時代、テスト勉強をすれば、その結果がよくも悪くも達成感はあった。クラブ活動もそうだ。夏休み前の大会で、勝っても負けても、悔し涙を流しても達成感はあった。ボーリングが全盛時代のころ、朝5時に起きてボーリング場に並んで15番目の整理券をもらって、3ゲームを投げ、喫茶店でモーニングを食べる。それも達成感があった。


卑近な例で申し訳ないが、そんなささやかな達成感に幸せを感じるのが人間だ。しかし、選挙の投票に関しては全く達成感がない。


国民の義務というが、どこが義務なのか。それは国が国民に課した義務なんであって、我々の義務ではなく責務なんだろう。


禅問答的な言い方で、自分でもいい言葉が見つからないが、簡単に言えば、権利を行使した後の結果が全く見えないことは、なんという愚かなことか。


候補者が公約を出す⇒国民がそれ賛同する⇒しかし、実行はされない

これの繰り返しだ。


だから達成感はない。


これは逆に逆上らなければいけない。

国民がしてほしいこと⇒それに賛意を示して候補者が出る⇒実行する。


流れがこれでなければならない。


皆さんはご記憶だろうか。

この小選挙区制というのは、時の自民党が強行採決をして、自分たちの選挙に有利に働くよう決めた制度であった。そのときは、たしか選挙にそのまま、成立した小選挙区制をそのまま採用して選挙が実行され、圧勝するわけない自民党が圧勝した。そんな記憶がかすかにある。


そんな制度で、国民の気持ちを実行に移せるわけがない。ただ、無駄な議員報酬を支払い、実行性のない公約を聞かされ、はたまた、自分たちが選ばれたことをいいことに、「我々の政策は国民に賛同された、受け入れられたんだ」と大口をたたく。今回も間違いなく安倍さんは言う

「国民は我々に憲法改正、安保法制、原子力行政、消費税の使い方に賛意を示した。我々は付託されたんだ」だから大手を振って仕事をしようと。


選挙結果を見ないとまだわからないけれど、我々は憲法も安保も原子力も、安倍晋三さんに委任をした覚えは「さらさら」ない。小池さんではないけれど、「さらさら」信任した覚えはない。


ここが日本の選挙制度がおかしい所以。


1)国民投票(どんな体でもいい、みんながやってもらいたいことを募集する)で政治目標を集計する。


2)その投票に集まった上位幾つか(5つぐらいがいい)に立候補者が集結する。


3)2)でグループ分けされた立候補者たちを私たち国民が選ぶ。

ほかの行政上の行為は、今までどおり、官僚が中心となり、国会で協議をすればいい。


4)国民投票によって選ばれた政治目標のもとに集結した候補者は選挙され、適正人数に選択され、期間内のその目標の成果を出すことに全力を傾ける。


5)1つの目標が達成されたと判断されれば、議員は次の目標に集結し、その問題を議論し、精査し、結論を出す。


だから、政党も性別もキャリアも何もない。1年生議員であろうが、20年生議員があろうが、それは全く問題にしない。あくまでも国民が望む政策を立案、実行、結果を出すだけだから、逆にキャリアも性別も何も関係はない。


結果として、我々有権者が出した公約を議員と称される人が達成したかしないかが明白となり、国民は再度目標を作成することとなる。そうすれば、政治に対する無関心もなくなり、達成感も味わえるはず。


夢物語と思っている御方も多いとは思うが、明日の結果を見て、ますます徒労に帰したと思うだろう。しかし、それを見て何かを感じれば、それで十分ではないかと思ったりもするけれど・・・。


しびれを切らして極左、極右に動いてはいけない。


議会制民主主義へのゴールは、ゆっくりと着実に行動する者だけが到達できる地点なのだと思う。


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