水窪ダムのバスは素直だ(5) [生活]
2017.9.1
ついに夏休みが終了。子どもの自殺率が一番高いのが9月1日。何事もないことを願いたいな。
【続】
どういうわけか何回投げても反応はいま一つ。あのバス以来、響きわたるのは、私のキャストと息づかいのみ。
ルアーを代えた。今まではリールを巻くと水の中に沈むシンキングタイプ。それをフローティングというプカプカいつでも浮いているタイプに変更。くじけた思いを奮い起こす。
大きく後ろにロッドを振って投げ込んだ。
ポチャン・・・・・波紋が幾重にも幾重にも重ね描かれ、湖面に落ちたルアーの音が響きわたる・・・・
そして静寂。
ダメか・・・・・・と思った瞬間。
ルアーの周りの水が盛り上がった。
次の瞬間、「グァバッ」とバスがルアーに襲いかかった。
「今度はゆっくり、今度はゆっくり」と自分に言い聞かせた。ロッドとルアーの間は約100メートル。バスが食いついてから、それが手元に感じられるまでの時間は5秒ぐらいか。
黙視では瞬時に目に飛び込んでくるので、それに合わせてロッドを引っ張ってしまいがちだが、ロッドに伝わるには100メートル(5秒)の誤差がある。それを理解するには少しの時間が必要だった。
やった! バスを1匹ゲットした。
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