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カーナビで思い出した [生活]

2017.8.26


今から5~6年前だと思う。次男坊がまだ独身だったころ白神山地に行こうということになった。多分、ゴールデンウィークだったと思う。いつもながら前日に旅行会社経由で旅館をとり、新幹線の指定をとり、帰りの飛行機をとりと、時節柄よくもとれるもんだと思いながら予約をした。青森駅からレンタカーを借りたわけだが、ギリギリに借りるものだから、手動の窓開閉カーナビなしの車。しかも倉庫の奥から久々にご登場車らしい車となった。こちらとしては、車が手配できないと動けないので、「何でもいいです、動けば」とは言ったものの、カーナビがないという段になって、はたと動きが止まってしまった

「せめて地図はありますよ・・・・ ね」

「は~い、ありますよ」と明るく受付嬢。


2万分の1ぐらいの地図だったか、やっとこ道路が見える程度。これで果たして初めての白神山地、青森の大地を走れるのかと思いながら、必死に地図の読み込みを始めることになった。


「おい、今の道を左折だ。このままいくとずっと離れていくだけだ。戻れ」という具合。地図を読み込むなど、ついぞやったことがなかったものだから、何度も読み間違えて行ったり来たり


北の大地はずっしりと重く、逃げも隠れもせず、我々の通過を見守ってくれていた。


そうこうしているうちに、地図の読み込みにも慣れ、目的地にも正確に着けるようになった。

当時、27~8歳の愚息にとってはいい思い出になったと思う。


それより以前、京都旅行に行ったときのこと。愚息は平気で遅刻してきた。「先に行ってて」と言うので、私は仕方なく先に京都に向かった


京都駅内でお茶を飲み、朝食を食べて1~2時間待ったであろうか。彼はひょっこりとあらわれた。いつもそんな旅行を平気でしていたわけだが、結婚し、子どもも二人の父となった今は、そういうドタバタ旅行はできないわけで、私はもう一、二度してみたかったと思うのだが、彼は、この旅行、どう思っているのだろうか。ふと聞いてみたい衝動にかられた。

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