ボウギ処理の工事が入った [生活]
2017.7.19
ぼうぎ??
謀議?
初めて営業womanに言われたとき、「えっ?」と思った言葉。
何ということはない。防蟻---シロアリ駆除のこと。
そこで、こりゃダメダなと思った営業womanの話は後述として。
実家は大手メーカーで建てた。父の介護のために建てた。それまでは今にも崩れそうな家に、私のにわか仕事の手すりにつかまりながら住んでいた。ボットン便所の段差ありの家は、お世辞にも高齢者にやさしい家とは程遠い厳しい家であった。
今まで父が築いてきた財産は父のために使うべきと思い、父の寿命と競争ではあったが、介護に最適な家をつくった。フルフラット、車椅子、全室床暖、移動リフトはベッドから浴室まで。これは私一人でも重い父を風呂に入れることができた優れものだ。完成まで1年ぐらいはかかってしまったが、父はそこで10年間を過ごした。
一つの親孝行が終わった。
今はそこに母が住んで20年となった。
【ボウギの話】
さすがに大手メーカーは顧客を離さない術を心得ているようで、20年目の最終点検というものがあった。私は当に忘れていたが、メーカーはしっかり覚えていて、今までも5年、10年、15年、20年と点検があった。
別にこれを買え、あそこを直せとは言わないが確実に点検はやっていくという姿勢だ。多くのメーカーが消え行く現代において、メーカーが残っているというのは、ある意味奇跡かもしれない。
細かな直しは既にやっていたので別段やるところはなかったが、シロアリは10年前にやっただけだったのでお願いした。そこそこのお値段がかかったが、一応、10年保証という言葉を信じてやってもらうことにした。3時間ぐらいをかけやってもらった。点検ではシロアリ被害は現在のところはないとのこと。防蟻の施薬、柱、壁(風呂場、玄関)に穴を開けて薬を注入していた。
前のぼろ家がシロアリの巣と化していたので、ちょっとだけ、この工事に信頼を寄せることにした。
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