家づくりは一回では成功しない(14) [我が家]
2017.7.5
床暖房の話を一席。
今は標準装備になりつつある床暖房。結構暖かいから問題はなくなってきた。
建て売りの場合は、レディーメードだから多分、問題は少ないように思うけど、これは私の経験範疇内の2件についてのみ合格点だというだけのことで、すべてが合格点かどうかはわからない。
何を言っているのかわからない。さもありなん。これは床暖房が暖かくなるか、ならないかの話。
冬の真っ盛りの2月頃、床暖房を入れて、30分、1時間と時間経過しても、なかなか温まらない。これでは話にならない。幾ら床暖房は即効性がないとは言え、我慢にも限界がある。
注文住宅だと、結構、難しくなる場合が多い。それは床材と温水暖房器との間にもう1枚床材を入れるか、入れないかの選択権を施主がしなければならなくなるからだ。
現在住んでいる我が家は、その1枚を入れる、入れないで現場監督と何度か話し合った結果、仕方なく1枚入れた。
その理由は、
現場監督「1枚入れないと段差ができます。台所とリビングの間が若干ガタンと段差が・・・」
私「それは使い勝手が悪いですね」
現場監督「それに1枚入れたほうが、むく材(床材)に変化・変形がしにくいんです」
私「それはよくあるんですか」
現場監督「そういうわけでばありませんが、やはり長い間使っていると反ったりする場合がありますね」
私「でも、暖かくなくなるのは困るんです。実家はとても暖かい、それに速いんです、温まるまでが」
現場監督「段差の件とむく材の変形を考えるとお勧めできないかな」
ということで、絶対、暖かくならないとは思っていたが、段差ができるのは格好が悪いし、つまずいたりすることはちょっと厄介と思い、1枚間に入れることにした。
案の定・・・・・・・1時間しても温まらない。11月とか、12月の前半だと余り問題は感じないんですが、外気温が下がってくると全く温度上昇の気配がない。
失敗、失敗、また失敗。床材の間には絶対1枚床材を入れてはいけない。多少反っても、塗装が剥げても何も問題はない。そんな脅しに乗ってはいけない。
業者サイドから見ると、反ったとか、割れた等々の事前クレーム対応だということを重々理解しておかなければいけない。
「ほら、言ったでしょう、反るって。だから補修は有償ですよ」と現場監督は心の中で叫んでいるということを忘れてはいけない。
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