自分を守るベストな方法

2017.5.31

自分を守るベストな方法は何か。

常日頃からお考えになっていると思うが、これはじっくりと考えるべきところだ。

1)年金

2)保険

3)投資

4)銀行預金

5)タンス貯金

こんなところだろうか。日本人は保険好きだから、結構この2)を選ぶ方が多い。

3)はリスキーだし、4)は雀の涙だし、5)は増えるはずもなく、元手がいっぱいあり、これ以上増やす必要がない方はタンスもいいかもしれないが、忘れてしまうとそれっきりだ。

若い方はほとんど年金を選ばない??

 危ない、日本が破綻する、幾らもらえるかわからない、少しばっかりもらっても、遠い先の話はわからない等々で、かなり不人気だ。ましては臨時雇用とまでは言わないけれど、派遣、パート、ニートと年金に入る機会が少ない方が多いから尚更だろうか。

保険は月々5000円の掛け金で、死んだら1000万円幾らもらえるとか、75歳になったら元手の1.５倍になってもらえるとか、さもそれだけの大金がもらえるような宣伝があふれているが、これは全部請求主義だ。本人が請求しない限りもらえない。今は代理請求があるよと言うけれど、代理請求だってちゃんと代理請求人を設定していないともらえないことはもちろんだし、自分が高齢化し請求できないということは、当然その代理請求人の方も年はとっていくわけで、そんなことを覚えているわけもなく、水面下に沈み込むことが当然ある。

しかし年金は違う、ちゃんと払っていれば、移転ごとに住所も変更届を出しておけば、確実に年金のお知らせが来ることになっている。国民年金はたかだか月にして6万ちょっとだけれど、6万あれば2000円/日×30日で6万円。つまり、1日2000円の食費が賄える。それが死ぬまでもらえる。

何を陳腐なことを言っているとあなどってはいけない。

今は若いから徹夜をしようと、重労働をしようと明日には元気いっぱいであっても、「寄る年波」には勝てない。病気もするだろうし、徹夜なんてできっこない。失職もするだろう。そのときに、あの6万円は宝に見える。若い方は決まって「そんなはした金をもらったってしょうがない」と必ず言う。それは若者の特権だけれど、全く先が見えていない。ご自分のご両親、今、隣にいるご老人を見てみるといい。何をするにも大変そうだ。それが人間、それが人生だ。

自分は自分で守らなければいけない。

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