家づくりは一回では成功しない(4) [我が家]
2017.5.5
今日は子どもの日か。大人の日もほしいな・・・。
本当の意味での自由設計をしてみたいものだとつくづく思う。敷地の問題も、資金の問題も全く考えなくて建てられたら、それはとてもうれしいし、満足できる、失敗しない家づくりができるかもしれない。
とは書いたが、そうではないのが家づくりだ。
だだっ広い敷地があっても、潤沢な資金があっても、家づくりは失敗することはあり得る。それは綿密な自分自身の考えと、その考えを十二分に理解する営業マンと、その営業マンの考えを実行する設計者、建築屋さんの理解度にかかってくるということだからだ。
したがって、私たちが最重要視するのは営業マンとのコミュニケーションになる。
営業マンは往々にして、現状の大工さんとの力関係とか、力量とかいろいろな状況を暗に把握しているわけで、それがお客様サイドに動くのか、施工者側に動くのかで大きな差が出てくる。
営業マン「玄関はどういう感じにしますか」
施主「直線的でないほうがいいな」
営業マン「わかりました。直線的でないようにしましょう」
営業マン「台所ですが、対面にしますか、閉鎖にしますか」
施主「対面がいいですね。ここにカウンターを置いて、キッチンはここにして・・・」
営業マン「わかりました。カウンター形式のキッチンにします」
果たして、これだけだとどういう結果になるか。家を建てた方ならおわかりだと思うが、自分と同じ感覚の営業マンなら同様な結果になるわけだが、自分と同じ感性の営業マンに遭遇することなどほとんどあり得ないわけで、結果として、とんでもない設計図が出てくることになる。これはよくある話だ。
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