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家づくりは一回では成功しない(2) [我が家]

2017.5.1


早5月だ。もう3分の1が過ぎてしまった。ちょっと焦る。


4畳半二間の部屋に家族4人を平気で住まわせていたぐらいの我が父のこと、家を建てると決まった後、普通はその家の長たる者がいろいろと交渉とか、間取りとかを棟梁と相談をするわけだが、我が家は私がすべてをやった。もちろん、18歳の青二才の言うことだから、棟梁が素直に聞くわけもないのだが、家の間取りだけは私の専権行為として認められていたので、いろいろな本を見ながら間取りを考えた


都心ではなく、都心近郊へ移ったため、若干の広い目の土地であった。だから、一階建ての細長い家をつくることにした。玄関から台所は真っ直ぐつくると丸見えになるからクランクを入れたほうがいいとか、台所は北側に置いたほうが物が腐らないとか・・・ということで、私の意見が入ったかどうかはともかくとして家は完成した。今でいうところの4LDKであった。


これはもう40年も前の話なので、クウォリティー的には今と比較になるものではない。湯沸器は室内設置の瞬間湯沸器だし、水道も井戸床暖房もないし、エアコンもない(もちろん、盛夏でも十分涼しかったけど)。


それから4~5年後、やはり外柵も必要だということになった。ここの土地は袋小路になっており、人が入ってくることはほとんどなかったということもあり、塀の必要性もなかったので、家を建ててから大分後になってしまった。


外柵に関しても、私が設計図を書くことになったのだけれど、これは今までで一番納得のいくものであった。総レンガづくり、門扉の周りはクランクにして変化を持たせ、門扉の両サイドは花壇にした。敷地的に十分な長さと広さがあったので、形よく飽きの来ないつくりとなったが、残念ながらセットバックの憂き目に遇い、今は取り壊してしまった。我が家の前の家のように、図々しく建て替えるときまで知らんぷりをしてそのままにしておいてもよかったのだけれど、残念ながら、そうそう顔は厚顔ではないのでさっさとセットバックをしてしまったわけで、今でもその門扉と花壇をそのまま下げ、残しておけばよかったと悔やんでいる。

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