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雨戸を開けたら誰かが何かを食べている音が聞こえてきた(3) [我が家]

2017.4.28


庭に下りを傍まで行った。池には父が買ってきた金魚が3匹いるだけで何も変わりはない。車の近くに行ったが何も変わったことはない。垣根の近くに行った。隣の家庭菜園にも別段変わったところはなかった。


おかしい・・・何の音だろう。その間、音はずっと続いていた。「シャキ ショキ シャキ ショキ・・・」


隣地のツバキの垣根に近づいていった。ツバキの花も満開に近く、余り好きではなかったが、それはそれで赤いきれいな蕾、咲き切りそうな花がたくさん付いていた。自分がなぜツバキが嫌いかというと、咲き終わっても、まだ気にとどまっているところであった。それは茶色に黄ばんで、決して美しいものではなかった。桜のように潔くぱっと散る、そんな花が好きであった。


もちろん、大好きなもその隣に大木となり、咲き終わってはしまったけれど、また来年もお願いしますと願わずにはいられなかった。


音はまだ続いていた。音自体が大きくなったような気がした。



愕然とした。こんな経験、日本中でどのぐらい人がしたことがあるのだろうか。結構いる・・・のかな。


ツバキの葉っぱにたくさんの毛虫が、それも葉脈に沿って付いており、一見しただけでは見逃してしまいそうなぐらいきれいに整列して、ツバキの葉を食べているのであった


ツバキは全部で15本あり、その木の葉っぱすべてに毛虫が葉脈に沿ってべったりとくっついて葉をむしゃくしゃ食べている音が、あの「シャキ ショキ シャキ ショキ・・・」の音であった。


ただただ唖然とする私がそこにいた。


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