FX の現実を知ったリアルな場面(2) [マネー]
2017.4.25
素人は往々にして、「買うと下がる」、「売ると上がる」、「私の後ろで見ているようだ」「相手は自分の手の内を見ようとしているから絶対指値は入れないんだ」とよくおっしゃる。確かに素人の私たちには相場観がないのかもしれない。それは玄人でも同じこと。
今日、北朝鮮が動くのか、それに対してアメリカはどう出るのか。それに対する相場はどう反応するのか。
それは誰にもわからない、でしょう?
東日本大震災のときだって、円は下がらずに上がったんです。日本のピンチなのに円が買われた。これは事実です。
自分の思いどおりに相場は動かないのは当たり前。動いたとしても、それは偶然の代物であり、その人の相場のターニングポイントにおいては、決定的な間違いとなることが多いということ。
たった1回しか売り買いをしない人にとっては相場の奥義は関係ない。
何回か続けて、何十回か続けて、何カ月か続けて、何年も続けて相場に携わっている方々について言うと、それは大きなターニングポイントとなる。
あのとき100万のマイナスで切っておけば、あのとき100万のプラスで切っておけばと「タラレバ」の話みたいで恐縮だけれども、1回やってできるものは10回続けてやり遂げられる。いわんや100回やってもきっとできる。1回でもできないことは、100回もやったら訳がわからなくなって大損をする。
きちっと損を覚悟で指値をする。これ以上反対に動いたら、確実に切る。そしてリセットする。そして、再チャレンジする。これが相場の王道だということを、あのテレビは教えてくれた。
自分のサクセスストーリーを持っていなければ、それは、かなり危険な道を進むことになることを忘れてはいけない。
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