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家づくりは一回で成功はしない。 [我が家]

2017.5.1


今回のゴールデンウィークの予定は、子どもたちが来ることもなく、我々が出かけることもなく、妻が13回忌で里帰り以外は特段のイベントもなく、体を十分に休ませるにはいい期間となりそう。


今回書くことも決して自慢ではない。何回つくっても必ずや失敗をしているので、ちょっと記しておくことにした。


それはのこと。


別に私がお金持ちというわけではなく、偶然にも、家を設計から参加して、ああでもない、こうでもないと考えてつくった回数が3.5回だったということ。


1回目は、私が18歳になったころ、貧乏長屋(アパート)に我々家族4人は住んでおり、両親は誰が勧めようとも頑として動かず、物心がついたころから、ず~~~っと、その貧乏長屋に住んでいた。

思春期になったころ、私はその長屋に入っていくことが恥ずかしく、誰かが通ろうものなら、その家に入っていくタイミングをずらしたしたことが何回かあったことを覚えている。それは戦前の建物で東京大空襲でまっ黒こげに焼け残った代物であった。手すりは焼けたススがそのまま残り、手すりをつかもうものなら手は真っ黒になってしまったし、雨漏りがするので、天井にビニールの風呂敷を画鋲で四隅を留め、そこに雨水がタップンタップン入ったまま、ぼんやりとその天井を見ていた記憶が今も残っている。


当然ながら、もはがれ落ち、屋上のもよく崩れ落ちたりして、大変な長屋であった。ちょっど原宿にある同潤会アパートと時を同じくして建てられたもの。焼け方、色合い全く同じ感じで、原宿に行き、あのアパートを見ると何となく懐かしさが湧いてくる。当時は、それは最先端のアパートだったらしく、ダストボックスが各家々にあり、そこからゴミを捨てると真っ逆様に1階に落下するという、今から考えると何とも雑というか、1階はさぞや大変なことになっていたのではないかと思うばかりのアパートであった。


そんな家に18歳の春まで我慢をしたわけだが、如何せん部屋がない。4畳半が二間、その間に押し入れが1つ、ほかにトイレと台所だけ。もちろん、風呂はない。だから、家を建てようという許可が、合意が得られたときは、天にも昇る気持ちになった。これで自分の部屋が持てると



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