本当に介護体制は使い切れているのか [医療・介護]
2017.4.23
介護五者連合を考えてほしい。
医者-看護士-ケアマネ-介護事業所-ヘルパー????
もう少し時代を前に戻してみよう。大体14~5年前ぐらいでいい。その時代は、まだまだ介護体制は整っておらず、ケアマネもいたにはいたが、スムーズに機能していたわけではなかった。介護認定申請時にはお世話になった記憶はあるが、それ以降、訪問医、介護所はすべて自分で探した。現在のように、ケアマネが中間に入って、訪問医や介護所を探したりは進んではしてもらえなかった。こんな言い方をすると語弊があるといけないので、別な言い方をすると、今は介護所に直接電話を入れても、必ず事業所のほうで「ケアマネはどなたでしょうか。」「ケアマネから電話を入れていただくようお願いしてください。」と必ず言ってくるようになっている。
また、「訪問医--ヘルパー」このラインの結びつきが皆無なことも、ヘルパーに対するモチベーションを下げる原因になっていることもあるようで、ヘルパーの脱落が介護現場での一番の問題になっていることも事実。
失礼ながらヘルパーの質も十人十色であることは確かであり、訪問医から見れば、「看護士とは話すことはあるが、ヘルパーさんとはね・・・」という言葉がないことはない。もちろん、現場サイドからすれば、一々ヘルパーさんと話なんかしてる時間的余裕などないとも言われそうだ。
しかし、医者-看護士-ケアマネ-ヘルパーで現場は回っていることは確かであって、その一つも欠けては、この制度は成立しない。
もう一つ、看護士⇔ケアマネとの連携も今一つなことも事実。
一足飛びに医者⇔ヘルパーとはいかないであろうから、まず看護士⇔ケアマネ、看護士⇔ヘルパーとの連携を密にしてから、その次へと進める。この方法がいいのではなかろうか。
いろいろ書いたが、最終的には医師からヘルパーまでの連携がなされている本当の意味での介護総合病院(器は要らないけど)構想が必要なのだと思っている。
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