スプレッドと相場時間(3) [マネー]
2017.4.8
昨日の雇用統計時、相場に参加されていた方は、どうだったんだろう。発表直後は40銭下がり、また別の指標、コメントで60銭上がり、日にちが変わって50銭上がって20銭下がった。今回もジェットコースター。かなりの運の悪い方でない限り損はしなかった相場-----ここでカットを食らった方には、申し訳ないが、金銭管理が今一つか、大大・・・博打を打ったかのどちらかだ。
深夜、アメリカが主体の為替市場では、国債価格の上がり下がりが大きなポイントになる。両者はかなり近似値での数値変動がある。つまり、たった今、20年国債が0.1上がるとドル円も1銭上がる。どちらがニワトリでどちらが卵かはわからないけれど0.1下がると1銭下がる。
金儲けは、そんなに単純ではないけれど、アメリカ本土の人間も、同じ債権金利動向をにらめっこしていることはもあり、考えることは皆同じで、上がったから、下がったからで事を動かすことには変わりはない。
特に大きく動いたとき、つまり、雇用統計とか、ほかの要因で国債が0.3%上がったりしようものなら、ドル円はそれに大きく引っ張られることは確実。深夜時間帯での頼れる指標らしき指標は、この20年もの債権利回りぐらいだ。
この指標はぜひ、ご確認いただきたい指標の一つ。
為替にとって大きなイベントが終わったわけだが、毎月お付き合いすることはあまりお勧めできない。自分の財産を着実に増やすためには、「着実に、小さく、長く、正確に、粘り強く、そして冷静に」これを念頭において相場に参加しなければいけないということ。
スプレッドも相場時間も「小さく、冷静に、粘り強く」が当てはまる事柄だと思う。
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