スプレッドと相場時間(2)

2017.4.5

今日も早起きをした。仕事はお袋の様態を気にしつつも、否応なく時間の経過を感じさせられている。

人間皆、死に向かって生きているわけだけれど、誰一人として(最近はほとんどの方と言ったほうがいいかもしれないけど)ネガティブではない。それは、自分の生きている時間がまだたっぷりとあるわけで、多くの可能性と多くのチャンスと多くの希望があるからだ。

しかし、母親にはそれが少ない。「それ」が少なくなると、当然のごとく、可能性もチャンスも希望も少なくなる。悲しくはないと言ってはうそになるが、時間を大切にしなければ、きっと後悔する。

母は、今どう思っているのだろう。

そんな思いをひもといていると、白々と空が明けてきた。

前振りが長い--------スプレッドの話だ。

日本時間で売買をする場合とヨーロッパ時間、アメリカ時間で売買をする場合、どちらが有利か。

それはわからない。そのとき、そのときの経済情勢、政治情勢があるから。

しかし、これだけは言える。日本時間での東証状況、政治状況、経済状況は着実にとれるだろう。少しのタイムラグはあるにしても、今何が起こっているかはある程度の正確さでもってわかる。東日本大震災のときも、国内のことなら、ある程度のことはわかって相場を理解できたはず。

アメリカ、ヨーロッパでは、その状況がなかなかつかめない。もちろん、英語が得意で英語のホームページ、ドイツ語のホームページ、イタリア語のホームページが得意で、我々がヤフーを検索すると同じように、スイスイ閲覧ができるのであれば話は別。

そういう理由で、東京市場の凪相場を中心に置くほうがリスキーではない。では、アメリカの雇用統計発表時はどうか？ビックチャンスではないのか？ＦＸ業者はこぞって「雇用統計発表ですよ」と煽る。

その煽りに乗るか、乗らないか・・・・・。　

それはまた後刻。

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