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また若者が死んだ [生活]

2017.3.28

また多くの若者が死んだ。これからやりたいことに360度の可能性があった者の死を語るのは、いかんともし難い。

ふっと、自分のことを思い出した。

2月4日、大学の試験も終わり、皆でドライブに行くことになった。

運悪くというか、それに誘われてというか、雪が舞ってきた

我々は奥多摩の鍾乳洞を見に行こうとなった。林道を奥深く登っていき無事に到着。鍾乳洞を見て、その帰路の途中に事件は起こった。雪は降り続いていた。坂道、大雪、初心者等々が重なってスリップ、つづら折りの林道を一足飛びに下の道まで転げ落ちた。落ちた瞬間、大岩にぶつかるのが見えた途端、気を失った。我に返ったとき、ほかに2人も車外に弾き飛ばされ、運転手だけが最後まで車と一緒に転がっていくのが見えた。

転落したその車は軽車両であったこともあり、ぺしゃんこになっていた。親に買ってもらった中古の車は廃車となった。

みんな、その車を見た瞬間、よくお前は生きていたな、4人が全員軽傷ということはあり得ないこと。普通は1人ぐらいは仏様だ。五体満足なことに感謝しろと警察、親たちに散々言われてしまった。

深々と降る雪は、妙な魅力がある。こっちにおいでと言っているような得たいの知れない魅力に引き込まれる。それが黙々と降る雪だ。

当時の天候など、詳しいことはわからないが、引率の先生方の気持ちが何となくわかるような、そんな40年前苦い青春をふと思い出した事件であった。


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