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もう一つの怒り [生活]



 2016.12.21


ついでにもう一つ。決定的に銀行嫌いになった原因がある。

それは私が短気だからとか、クレーマーであったということでは決してない。

私の父は10年前に亡くなったけれど、父が弱ってきて、車椅子生活になったときのこと。

父の口座解約のため、銀行に申し込みに行った。


銀行員-「通帳、印鑑はOKですが、本人が銀行までいらっしゃれないのであれば、委任状をお願いします」

私-「委任状の字も満足に書けないんですが……」
(父を2度の脳梗塞で倒れ、右手は不自由、左手もままならない)
 

銀行員-「委任状がなければ、それは無理ですね
 

私-「では、どうすればいいんですかね」

銀行員-「ご本人は窓口まで何とかいらっしゃれませんか。委任状が書けなくても、ご同伴いただければ、それで何とか……」


私-「ちょっと言わせていただくが、自分のお金なのに、なぜ、自由に降ろさせないのか。なぜ、そんなにハードルを高く上げるのか。降ろさせにくくしているとしか思えないし、私を完全に疑っている」と言ったけれど、相手(上司も呼び出したけれど、)は上司ともどもガンとして受け入れなかった。

ということで仕方なく、車椅子に父を乗せ、銀行まで赴いた


銀行員は父をイチベツした後、「では、書類にサインを」と手続は進み事なきを得たが、妙に腹立たしさを覚えた

当時は、今ほどではないが銀行を取り巻くいろんな不正、横領事件が多く、警察、銀行ともどもハードルを少しずつ上げている最中であったことは間違いなかった。


その後、父は車椅子に移動することもできなくなり、完全に寝たきりとなってしまってから1件、少額ではあったが定期預金が見つかった。

今回も同様に、こちらの申し出に対して、委任状または本人の来行を言われることは間違いなく、心づもりをして銀行に行ったが、全く予想どおりのことしか言われなかった。


こちらは父が寝たきりになった不憫さも手伝い。なぜ、自分の金を降ろすのに、そんな馬鹿らしい手続に従わなければならないのかと文句を言い続けた。

私-「そんなに私たちを疑るなら、あなたたちが我が家に来て父を確認すればいい。本人確認のハードルを上げたのはあなたたちなんだから、あなたたちが私の家に来ればいい。この寒い中、寝たきりの父を車椅子に無理やり乗せて銀行に来させたことが原因で、ポックリ逝ったときの責任は、誰がとってくれるのか」。


銀行員(支店長と思われる人?)-「わかりました。伺います

ということで、後日拙宅に銀行員が来て手続をしていった。



 

この2件で共通して言えることは、父を見た途端、了解したことだ。あっという間に了解-手続即終了みたいに、ポンポンと事は進んだ。



【教訓】



けるときは愛想が気持ち悪いほどいいが、本人が窓口に行けないなど条件が合わないときには、非常にハードルを上げてくることを心しなければいけない。そうでないと、自分の両親のお金を用立てたくても、用立てられなくなってしまうことがママあることを忘れてはいけない。それが原因で銀行からお金を借りて利息をとられていたのでは、馬鹿にするのもいい加減にしろと言いたくなってしまうばかりだ。銀行は難物以外の何者でもない。


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