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母の話(11) [母のこと]

2016.12.6

客観的に見ても限界に近づいていることは確かなようだ。

母は嚥下機能は頗るいい。つまり、咳き込まないということ。老人の多くは、食べたものを誤って肺に入れてしまう。別に入れたくて入れるのではない。飲み込みの筋肉が弱ってきているのだ。悲しいかな、これはいかんともし難い。それが老化していくということだ。

母はそこはパスできる。しかし、食欲がない。認知症がひどいと食べたことを忘れて幾らでも食べる人がいるが、母親は食べない。ここ数日、とみにその量が減ってきている。菓子パン4分の1、ポカリスエット100cc、ココア50ccこれが1回の摂取量だ。ほかの2食も大体似たりよったり。目先を変えてもさほどの進展もない。玉子、チーズを拠り所にしていたが、それも食べなくなった。

 人間食べなければも出なくなるし、を使って食べることだって重労働になる。立ってトイレに行くことも大イベントになってきた。

自分があきらめたら、ほかに代わる人間もいないわけで、私の踏ん張りが母の命をつないでいくという最悪か最善かはわからないけれど、そんなシナリオになりつつある。

看護師曰く、ほかの方法としては、

点滴、栄養剤の注入があるらしいが、栄養剤の注入はカテーテルを入れ、延命措置になり、母がそれを望むかというと、それは否。自然のままと言っていたので、多分、そういう方向に行くだろうが、難しい選択が続く。点滴は水分補給だけなので、気休めに過ぎないとのこと。

しかし、あともう少し、母のために、自分のために頑張ろう。


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